♪「愛の言葉をリル」♪「シャイなハートがドキドキ」♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」♪「瞼閉じれば蘇る」♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」♪「ずっとこの胸に抱きしめて来たのさ… Ah ah」♪「夜の酒場で Lonely」♪「あの娘 今頃どうしてる?」♪「肩寄せ合い 声合わせて」んだね待ぢ遠しいね~。 お父さんは 出稼ぎで東京の建設現場で働いています。 ハヤシ お願い!ハッシュワン!出稼ぎで 東京来てたんですけどこれから 稲刈りで帰るとごで。
聖火リレー やんねえが?ん?ん?東京オリンピックの聖火リレーが今 まさに日本全国で行われようとしてんのは 知ってっぺ?ここ 奥茨城村でもやったら どうなんだろうか。 この村で祭りをやる時には青年団が動く。 どうしたら青年団を口説けんだろ。 谷田部さんこれ ごめんなさいね。 「転居先不明」…。 茨城の谷田部さん。 茨城から来て ご苦労なんだけど。 はぁ?谷田部 実といいます。 私は… 私は 出稼ぎ労働者を一人 捜してくれと頼んでるんではありません。
みね子たちは聖火リレー大会の計画書をつくり青年団の会合で提案してみることにしました。 奥茨城村 こごにありってな!おう!やったぞ! やった!やった!そして 本物の聖火リレーが茨城県内を通る日。 奥茨城村でも 聖火リレー大会が始まろうとしていました。 三男~!心の声ありがとう 奥茨城村…。 俺を忘れねえでくれ!大好きだ 奥茨城村!みね子!時子!奥茨城村を…うちの父ちゃんや母ちゃんをよろしくね!うん 分がった!みね子 頑張れ!頑張れ!お父さん…。
おめえ 運がいいぞ!ちょうど ちょうどな 今日…今日の夕方 欠員が出たそうだ!そごへ行がせてもらえるこどになった!本当ですか?しかもだ どごの会社だと思う?え…?君子さん! 時子は?あっ どうした? みね子。 本当に?時子と一緒の工場だよ!いがった~!うれしいよぉ みね子ぉ!時子…。 いよいよ私の東京での仕事のスタートです怖いです… 私 できっかなあなたたちに つくってもらうのはトランジスタラジオの基板です。
三男君!あっ はい。 三男君に聞いてるの。 ねっ 三男君!いや…。 三男君 どっち?米? パン?いや…。 お父ちゃんのことですか?谷田部 実さんと同じ現場で話したことのある人が見つかってね。 はい!私 一生懸命 捜してくれてる綿引さんには悪いけど心のどっかで思ってで…。 谷田部さん 茨城の。 あっ! まぁまぁ!初めまして谷田部みね子と申します。 じゃ これにします!3番さん ビーコロワンです!はいよ! ビーコロワン!私 決めました!頑張れ 時子!12番 助川時子さん。
行ごう! 海!あの夕日に向かって 歌いたまえ!いや やだよ!お~!♪「I love you, yes I do」♪「愛しているよと」昭和40年 1965年の夏の海をえ~ 今月から 皆さんのお給料が1割程度 減額となりました。 いらっしゃいませ! あら!いらっしゃい! 給料日だ?はい!みね子ちゃんそろそろかねって 話してたとこ。 これくらいかな? いっとく?みね子は 毎月 お給料日に来て順番に 値段の高いものに挑戦していたんですね。
豊子の小さな反乱は歴史に残るようなことではないのかもしれないけど私の歴史年表ではとっても大きな出来事になると思います工場は閉鎖され 乙女たちは寮を出ていってしまいました。 あっ そうだ!すみません!谷田部みね子 ワン 入ります!はいよ!谷田部みね子 ワ… あ?ん?は?はい よろしくお願いします!私 すずふり亭で働かせてもらえることになりました!えっ?そんで 明日アパート 紹介してくれるって。
鈴子さん 鈴子さん ダメダメダメ!お皿 何枚割るの。 はい あんみつスペシャル。 じゃ 随分優しい人なんだ早苗さん。 黙ってろ 貧乏神。 アハハハ! アハハハ!そりゃ東京と佐賀は違いますわよ。 何か 貧乏くさくて恥ずかしいから座ってくんない?失礼致します。 お父さんも 鈴子さんも。 ちょっと悪いけど頼まれてくれる?これをね 田町通りにある白猫っていう喫茶店まで届けてほしいのよ。 俺も鈴子さんもあの子から 母親を奪ったのは自分たちのような気がしてな。 かわいい顔してんだろ?母親似 そっくりなんだ。