桂文珍の演芸図鑑「山折哲雄、大木こだま・ひびき、柳家東三楼」

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この番組のまとめ

今日も この宝厳院さんというお寺さんにお邪魔をしております。 獅子吼の庭とおっしゃっておりましてこういう すばらしい所で今回も 山折哲雄先生に対談を お願いしております。 要らんわ!じゃあ 私は 嫁さんに指輪より 竹輪がええよ言うてん。 例えば 「おう今日 何曜日やったかな?」。 で 「今日 何曜日や?」。

しばらく ちょっと これ商売できへんな」言うとったらいっぺん当てられたとこな当てられ癖いうのがあってねそれから あんた3日もしたら 今度冷凍のタコを積んだトラックがねドワ~ッ 突っ込んできて…。 タコ?「こないだ あんた 小麦粉で今度 冷凍のタコかいな」言うとったら今度 あんたソース積んだトラックがね ドワ~ッ。

その天秤棒がな まけてくれる手だてになろうってんだ。 いや このように 同商売ズラッと並んでいるところをわざわざ 選んで入って下すったお客さんのこってございますんでええ こちら勉強して働いて 3円50銭とこのようになっております」。 何? こうやって同商売 ズラッと並んでるところをわざわざ選んで入ってきたおいらのこったから勉強して働いて 3円50銭とこういうのかい?」。 じゃあ こうやって同商売 ズラッと並んでなくてよ勉強しねえで働かねえってえとこの瓶 一体いくらなんだろうな」。

「兄ぃ 何 聞いてんだよ!俺が欲しいのさ え?一荷の瓶じゃねえ。 こうやって お前 この一荷の瓶持って歩ってるってえとお前 一荷が 二荷になんだよ」。 いや こいつマヌケな顔してやがんだろう?こいつんちまで行ってだよ行ってこいつが欲しいの一荷の瓶じゃねえってんだよ。 「こちらなんでございますね一荷の倍 入りますんでお値段の方も倍という事になっております。 一荷の瓶が3円50銭でございましたので倍の7… 7円ですけどあなた さっき 一荷の瓶3円で お求めになった。

「兄ぃ おもしれえね これ!何か 知らねえんだけど一荷の瓶 二荷になった!」。 「あ~ お客様 少々 お戻りを!」。 「3円 足りねえ?だって お前 一荷の瓶3円で 下に取ったんだろ」。 「一荷の…。 「兄ぃ おもしれえね!あの野郎 まだ気付かねえ!」。 「お客様 少々 お戻りを!」。 「だって お前 一荷の瓶3円で下に取ったんだろ」。 「算盤入れろ」。 「いや 算盤入れるほどの勘定…」。 「何か この辺がモヤモヤ モヤモヤしてんですね。 この一荷の瓶持って帰って下さい!」。

義理を問題としても人情まで否定する必要はないのではないのかって疑問ず~っと持ち続けてはいたんですよね。 だけど まあ戦後民主主義っていうのはどうしても 理性と論理と。 まあ その上に もちろん協調性っていったような問題も必要になってくる訳ですけどどうしても そこに人情の入る番が少なくなっていく。 いや その ひばりさんの事につきましては私 40年近く前に「美空ひばりと日本人」という本を書いてしまった。