あの日 あのとき あの番組「“昆虫への憧れ”追い続けて」

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この番組のまとめ

幼い日に抱いた疑問を追い続ける事で東さんは 航空力学の世界的権威になりました今日は 私たちを刺激してやまない小さな隣人昆虫の魅力を語り尽くします色鮮やかなチョウに 大きなカブトムシ。 フランス文学者で ファーブル昆虫館館長の奥本大三郎さんと虫は もう大好きでした。 イントロとサビとエンディングっていうしっかりしたメロディーラインを持ってるセミなんですよ。 ボウシ ツクツクボウシ ツクツクボウシツクツクボウシ ツクツクボウシ。 ツクツクツクツク ニ~オイ。 ツクツク ニオ~イ ツクツク ニオ〜イ〜…。

あなたは 子どもの頃トンボを追いかけた事はありませんか?これは 大空を自由に飛び回るトンボに魅せられて今年の夏 トンボの謎と取り組んだ一人の男の物語です。 南の島から何千kmもの海を渡ってどんなトンボ?ウスバキトンボっていうトンボなんですけど。 トンボもねシオカラや ムギワラなんてのはそれこそいくらでも飛んでます。 簡単に捕まるシオカラとかアカトンボなんて捕るのはやっぱり 面白くない。 このストロボ装置を使ってトンボのすばらしい飛行の秘密をその理論が生かされようとしています。

小生 航空力学を専攻する者ですが今年の夏は7月1日 東さんは大学院生の渡辺君と一緒に大庭です。 トンボの中で最も飛行性能の優れたギンヤンマはなかなか捕まりません。 ギンヤンマは 子どもたちの憧れの的だったのです。 東さんは 子どもの頃ギンヤンマのオスの事を ギンと呼びメスを チャンと呼んでいました。 ギンヤンマを たくさん捕まえる事。 その時に 「おっと ギンチョウヤンマの子」って言うの。 「おっと ギンチョウヤンマの子」。 果たして 今日は この呪文でギンヤンマが捕れるんでしょうか。

これまでどんな解析方法を使っても複雑なトンボの飛行には歯が立ちませんでした。 3億年前の化石だけが残っている古代トンボ メガニュラ。 昆虫の中でも 生かしておくのが難しいといわれるトンボを更に飛行実験に使う訳ですから羽が傷まないようにしっかりと固定します。 トンボには 少し窮屈そうですがこうしておけばエネルギーの消耗が少なくてしばらくの間 餌を与えなくても元気でいてくれるかもしれません。

大丈夫かな…?今度は ギンヤンマが糸に つかまらないようにおなかを 針金に固定する事にしました。 東さんは この渦の形を見て自分が開発したヘリコプターのための解析法がトンボの飛行にも応用できると確信したのです。 さっきのギンヤンマ。 この間ね ストロボでもってねギンヤンマをね 風洞の中へ入れてストロボで 肩の動きの あの辺をよ~く調べたんです。 ギンヤンマの風洞実験や フィルムのコンピューター解析に取り組んでから実に 2か月目の事でした。

あなたにもお話ししていたと思いますが野中さんの古代トンボ メガニュラがついに現代の青空を羽ばたきました」。 残念ながら ウスバキトンボはいない ここには…。 南の島に生まれた ウスバキトンボがなぜ 北の国に向かって更に飛び立とうというのか。 何か あのシンプルな動きの中にすごく… 何て言うのかな効率のいい動きやあとは さっきのトンボもそうでしたけど飛行機のネタになってるぐらいものすごい深い技術が入ってるんですよね。

生物が好きな人は生物っていうんですけどその生物を 機械工学が好きで生物の動きを そこに応用しようという欲張った人ですよ。 知的好奇心を持った人が東さんみたいに ずっと長い人生 見れば ああやって立派な仕事をされる訳でしょ。 受験勉強だけじゃ人間無味乾燥な人間になっちゃうと思う。 あそこっていうのはまさに そういう意味では好奇心を育む場所って言っていいかと思うんですけれども奥本さんも トンボを捕りにいらしてるんですよね。 いつですか?ギンヤンマ。 やっぱり ギンヤンマって大きいから持ってもね…。

静岡県磐田市にある桶ヶ谷沼はかつてと変わらずトンボの楽園であり続けています。 2人は大学時代からずっと一緒に桶ヶ谷沼の保護活動を続けてきました本当に いろんな開発がもう 目の前に迫っていたような状況ですねそのころ。 沼の生態系のバランスが崩れてトンボの幼虫のヤゴやその住みかとなる水草がこんな年になっても まだ虫を追いかけてるっていうかね少年ではないですけどもトンボに なり損なった老人ですかね。