週刊 ニュース深読み「“伴侶の死”とどう向き合う?“遺族外来”に集まる心の声」

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この番組のまとめ

関東や近畿などで梅雨明けし夏本番を迎える中、熱中症の危険が私たちの身に迫っています。 九州北部豪雨の被災地でも猛烈な暑さの中、熱中症に注意しながらの復旧作業が行われていました。 また先週、東京都内で熱中症とみられる症状で4人が死亡しているのが見つかったことが東京都監察医務院などへの取材で分かりました。 伺ったのは多くの熱中症患者を受け入れている日本医科大学付属病院横田裕行センター長です。 室内での熱中症対策には、エアコンを使うことが欠かせないと考えています。

その際のPKO部隊の日報について、防衛省は情報公開請求に対し、陸上自衛隊が破棄したと説明していましたが、実際には陸上自衛隊の司令部に電子データが保管されていたことがことし3月に明らかになりました。 そして今週、陸上自衛隊に存在した日報を公表しないことになった経緯が防衛省関係者への取材で明らかになりました。

学校法人加計学園が事業者に決まる2か月前の去年11月、山本地方創生担当大臣が日本獣医師会の幹部に対して加計学園の獣医学部新設を決めたことを伝えたとする内容の面会記録が日本獣医師会に残されていることが分かったのです。 このうち24日、月曜日に行う衆議院予算委員会は、しかし民進党などが招致を求めた安倍総理大臣夫人の昭恵氏と加計学園の加計孝太郎理事長については与党側が応じませんでした。

残される家族の、遺族の悲しみについて、まず徳永アナウンサーのプレゼンを聞いてみたいと思います。 つまり支えるのは、身体的にも精神的にも本当に大変だから、体壊しちゃう方も出てくるし、うつ病になる方も最悪、いらっしゃって。 場合によっちゃ自分で命を絶とうと考えてしまう人も、中にはいるので、これはなんとかしなきゃいけないよねということもあり、きょうお越しの大西先生は、ちょうど10年前から、今VTRに出てきた遺族外来というのをやっていらっしゃるんですね。

聞くと、名前もあって、好きな人を強く思う気持ちを思慕というんですけど、愛し合っていた人ほど、街なかで似たような人を見間違えるってドラマみたいなことがよくあることだそうで、この方にも先生が伝えたら、気が楽になってらっしゃった。 先生の外来では7年後でしたが、取材を進めると、15年後、20年後に初めてつらいという声を上げる方もいらっしゃる。 本当に毎日がつらい、それから生きる意味が分かんなくなってしまった、非常に混乱されてる方々の診察をよくやっています。

あと先ほど、宮林さんがおっしゃった経験者がいろいろ語り合う、宮林さんがおっしゃってるのが、このがんのピアサポートというものなんですけれども、ピアっていうのが仲間という意味で、患者さんや家族の悩みを共有して体験者が支え合いましょうという取り組みです。

こういう遺族外来というのは、どれぐらい今、広がってるものなんですか。 まだ僕みたいに遺族外来と名付けて診療してる所はそんなに多くはないんですけれども、恐らく日本全国のこういうがんに携わる精神科医とか一般の精神科医、診療内科医は診察をしてると思いますね。 今、ツイッターから続々と体験の山田夏子さんが描いてらっしゃるんですが、ご遺族の体験談と周囲の方の声を分けて書いていこうと思ったら、もうね、経験者の方の声が圧倒的に多い。

常にどちらかが動いていて、こちらは頑張ろうという天秤が上がっていて、でもそうはいえども時々思い出してしまって、いとしい、恋しい思いが自分のコントロールに関係なく思い出してしまって、はらはら涙が流れるというようなことがあったり、反対に自分から誰とも会いたくないとか、そんな気持ちになるのが特徴的ですね。

医療機関に行かなくても、まずはこちらで自分の近くの拠点病院がどこかしら、相談支援センターはどこかしらというのをまず調べていただいて、連絡を取るということがいいかなと思います。

自分はたぶん誰かのために生きてるところが、特に配偶者だと、お互いのために生きて、きょうはあの人のために何を買おうかなとか、そんな意識してなくちょっとというところで、何が正常で何が正常じゃないかという情報ですね。