そんなライオンの自然の姿を捉えるには 工夫が必要です。 2人のカメラマンがあるライオンの群れに密着します。 捕食者ライオンにとっては理想的な環境です。 ライオンの撮影は これまでにも何度も行われています。 マイケルとネイサンは 写真とビデオ映像を組み合わせる事でギリギリの状況で生きるライオンの姿を捉えようとしています。 アフリカ全土で 人口が急激に増えた事でライオンの数は かつてないほど減少しています。
ブンビのライオンたちは 乾季だと水も食べ物も身を隠す場所も ありません。 上から見下ろしていては ライオンの威厳がある姿は 撮れません。 近くから 低いアングルで捉えればライオンの強く大きな姿を撮影できます。 ネイサンがロボットを調整している間マイケルは妻のリーバとブンビの様子を見にいきます。 アフリカのライオンの子供は2歳になるまでに半数が命を落とします。 ライオンの生態を 撮影している事にはならなくなるので。 青空を背景に ライオンの家族の姿を捉えています。
あのメスは セレンゲティの女王かも。 メスは 子供に危害を加える相手には猛然と立ち向かいます。 Cボーイの登場によって群れは用心棒を得る事ができました。 そこで ブンビの子供たちの父親になったのです。 しかし いくら強いとはいえ1頭だけで ライバルの侵入を防ぐのは不可能です。 オスは ヒルドゥアと名付けられました。 オスのライオンは 同盟を結べないと敵に負けてしまいます。 実は ヒルドゥアもブンビの子供たちの父親です。 しかし ヒルドゥアが来た事でメスたちの負担は更に増えました。
夜になると ライオンは昼間とは違う顔を 見せます。 ライオンにとって 最も有利な条件は暗闇です。 ただ その状態では何も撮影できないので目には見えない赤外線を投射して 撮影する事にしました。 夜の撮影作業は大変でしたが狩りを 邪魔しないように撮影するのが重要だと考えました。 子供たちが そろそろ独り立ちできる という時にブンビは 最大の危機に直面しようと していました。 調査から ライオンが数を数えられる事が 分かっています。 調査員たちはほえ声を録音してライオンに聞かせ反応を調べました。