１９４４年に決行されたインパール作戦はビルマから インドにあるイギリス軍の拠点を攻略する計画でした。 勝利の余勢をかって 日本軍の最高統帥機関である大本営はそのころ アジアでも態勢を立て直したイギリス軍がビルマ奪還を目指し 反撃に出ていた。 着任前 河辺司令官は首相の東條英機大将と会っていた。 同じ時期 牟田口中将がビルマ方面軍隷下の第１５軍司令官に昇進。 牟田口司令官が 作戦を遂行するために頼ったのがビルマ方面軍の河辺司令官だった。
牟田口司令官に仕えました。 牟田口司令官は荷物の運搬と食用のために牛を集めさせました。 作戦開始から１週間後日本軍は この村に到達しました。 牟田口司令官のもとにはほかの師団からも作戦の変更を求める訴えが相次ぎました。 司令部には いつも牟田口司令官の怒号が響いていたといいます。 牟田口司令官に仕えていた齋藤少尉の記録です。 齋藤少尉は牟田口司令官と参謀との間で頻繁に語られていた ある言葉を記録していました。
日本軍の最高統帥機関 大本営は戦場の現実を顧みる事なく一度始めた作戦の継続に固執していた。 牟田口司令官に仕えていた…更に 牟田口司令官は自ら最前線に赴きます。 しかし牟田口司令官の作戦指導はイギリス軍の思惑どおりでした。 インパール戦死イシダタダシ ヨシノコウイチ イシハラヒロシ…。 青は 作戦中止後に亡くなった人を示す。 実に 戦死者の６割が作戦中止後に命を落としていくのである。 撤退中に イギリス軍の追撃で足に大けがを負った持田菊太郎さん。