もし、身近な猫や犬が人命を奪う危険な感染症を持っているとしたら？今、吸血性の危険生物マダニが、多くの人たちが暮らす都市部に進出してきています。 マダニが媒介するのは致死率２０％を超える感染症ＳＦＴＳ。 今、身近なペットがマダニの持つウイルスに感染し人にうつすリスクが懸念されています。 ではそもそもマダニと、それが媒介する感染症とは、どんなものなんでしょうか？まずマダニは、家の中にいるイエダニなどとは別の生き物です。
猫から直接、ＳＦＴＳに感染するおそれがあるという事実ですけれども、これ、どう受け止めたらいいんでしょうか？まだ症例が少ないとはいえ、猫自体、猫という動物自体が、ＳＦＴＳに感染して発症するということが分かったということは、言ってみれば猫の体内でウイルスが非常に増殖してしまうというおそれがあるということを示していますので、十分にやっぱりそういった意味では、注意を払う必要があるだろうと思いますね。
以前はキャンプ場や郊外の公園、アウトドアの場で、マダニを持ち帰る例が多かったですが、市街地のお散歩のみでも付いてしまうことが増えましたという、北海道からの情報です。 そういったものがわれわれの身近な所に来ているということは、言ってみれば野生動物とわれわれ人間社会との間の関係というのが、今、どんどん壊れてきている、つまり非常に近くになり過ぎてる。