振り込め詐欺グループの拠点捜査員突入の瞬間。 それでもなぜだまされるの?私は大丈夫と思っている方いませんか?詐欺グループはまさにそう思い込んでいるあなたを狙っているんです。 むしろ増える傾向にありまして、ことし6月までの上半期だけでも、すでにもう、そこで見えてきたのは、私は大丈夫、わたくしは大丈夫という思い込みが、詐欺グループに狙われる落とし穴なんだということなんです。 まずはことし7月、振り込め詐欺の被害に遭った方の証言を、心理学の視点で分析しました。 「正常性バイアス」という心理状態です。
まさしく今、私言いましたけど、詐欺グループも心理の働きっていうのを分かったうえでついてきてるということなんですか?まずね、こういう犯罪を犯す連中って、インテリが集まってるんですよ。 頭のいい連中が集まって四六時中、24時間、寝ないでぐらいに一生懸命新しいこと、どうしたら既存の心理にぐっと入っていけるかと考えてるわけですね。 先ほどのVTRで、息子さんから電話がかかってきて、ちょっいつもと声が違うなとかね。
要は振り込め詐欺じゃないからいいっていう安心をしちゃうっていうことと、もちろんこのキャッシュカードを渡すためにはこういう理由だからっていろいろ言ってくるんですけど、最近はATMが簡単にお金を振り込めないように、いろんな対策が出てきたんですよ。 まずですね、振り込め詐欺が、自動音声なんて手口を使ってくるなんて、想像もしないし、皆さん、知らないわけですよ。
もう一つ、こういう電話がいいのは、振り込め詐欺が使っている新しい電話、いろいろあるじゃないですか。 警察のほうで掌握している電話番号だから、もしかかってくると、勝手にその電話をつながないように、電話機が働いてくれるという、そういう性能もある。 埼玉県警の特殊詐欺対策室です。 対策室が注目しているのが予兆電話。 私、特殊詐欺被害防止コールセンターのきくちと1日にかける電話の数はおよそ4200件に上ります。