NHKスペシャル シリーズ 人体 プロローグ「神秘の巨大ネットワーク」

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この番組のまとめ

コンピューターグラフィックスを駆使してお伝えした「驚異の小宇宙 人体」。 28年前も例えば 脳であるとか一部の臓器がメッセージを出してるという事は分かっていたんですが全身 すべての細胞がみんな 声をかけあいながら私たち研究者から見ても 本当の最先端の中の最先端ですからものすごいワクワクします。 「人体は巨大なネットワーク」なんて急に言われてもついに見えてきた体の中の驚くべき世界です。 これをベツィグさんの顕微鏡で見ると…このとおり!100分の1ミリにも満たない免疫細胞が躍動的に動き回る姿が捉えられました。

ところが 8K顕微鏡を使うと鮮明な映像でこうした技術革新によって捉えられたのが臓器同士の会話。 かつて 医学界ではメッセージ物質を出すのは脳など ごく限られた臓器だけというのが常識でした。 ところが ある時 脳以外に思いも寄らない臓器の細胞からも同じようなカプセルが見つかりました。 寒川さんがそのカプセルを調べたところ脳が出すホルモンと同様ほかの臓器にメッセージを伝える物質が入っていました。 この心臓が出すメッセージ物質ANPと名付けられました。 ANPが腎臓以外の ある場所にも作用した結果だといいます。

そうして起こるのが…そこで あのANPを薬として 血液中に投与すると…。 心臓からのメッセージが来たと感じた血管は痛んだ壁を修復します。 心臓が 体中にメッセージを送っているという寒川さんの発見。 臓器からの 細胞からのメッセージを体感して頂くための最新の装置をご用意しました。 だから 肝臓は自分を守るためにも鉄は 腸から吸収されますからもう吸収しないでというメッセージを一生懸命 出してそれを受け取った腸ははい 分かりましたと。 臓器や細胞たちが発するさまざまなメッセージ物質。

今 世界中がインターネットでもうすごい事になっていますが実は…ですから私たちの血管というのは血液を運ぶという仕事もあるんですがそれ以上に これだけのメッセージを同時に流している非常に複雑な情報回路という事が分かってきています。 そこで 乳がんの細胞はまず エクソソームを血液中に放出しその結果 血液にのって流れてきた乳がんの細胞は私たちの体にはそんな悪意に満ちたウイルスメールのようなメッセージも飛び交っていたんです。

私は30年前に医学部を卒業して一旦 整形外科医になろうと思ったんですが…最初は比較的お元気だったんですがもう 1年の間にみるみる悪くなってだから その時はリウマチになられたらうわ~ もう大変だなっていう病気だったのが今は原因となっているメッセージが分かってきたからそのメッセージを じゃあどうやって抑えるんだっていう研究が進んで 今 こういう新しい薬につながっています。