毎日 毎日 勉強しまくって第1志望の高校から念願の合格通知が届いたその夜…そういえばさ。 こうして 両親の離婚という波乱の展開に見て見ぬふりをして ママと私の2人暮らしが始まったうん?再婚するというニュースが飛び込んできて…ママは おばあちゃんが暮らす広島への移住をお~ やっば…!ごめん お務めが長くてから。 じゃあ ナポリタンパン2個とコーヒー牛乳の大。 ありがとう!あっ 転校生? 東京?ああ うん。 お~ 東京!ディズニーシー!それ 千葉。
珠さんはさ 部長のために神楽部におるん?はっ? まさか!だったら こだわる事ないじゃろ。 児玉久信さん。 普通に頼んだってやる訳ないじゃん神楽なんか!シ~!相手は特進よぉ。 神楽の本。 読めば分かる!一緒に神楽しようや。 転校生。 じゃあ 美土里ちゃんの?娘です。 似て… ないよね美土里ちゃんに。 道郎がさ… あっ 道郎って今日 うちに謝れって威張ってた道郎ね。 それで その道郎が 転校生も神楽やるんじゃないかって言うけぇね…。 転校生じゃなくて 児玉咲子。
ほいじゃが どんなにへとへとに疲れとっても神楽の練習だけは絶対に休まんのよ。 児玉さんには 神楽の基本の所作を教えるけぇね。 甲子園?え~っ!?神楽甲子園 知らん?神楽の全国大会なんよ。 一応 これが全国にある神楽部の目標になっとるんじゃ。 「近代の神楽を支えた一人」とかって新聞に載った事もあったし。 なんじゃっけ?戦争が終わってすぐそうやって 神楽の伝統を守ったんだって。 「滝夜叉姫」は そうやって できた新しい神楽の代表みたいな演目。 うちの団僕らが 神楽 始めたころはまだ 女人禁制だったんよ。