涙ながらに語る清蔵の姿を幾代太夫が じ~っと見ている。 だから こんな事になるんだよ!はあ? 元はといえば愛という漢字は もともと日本にはありましたが男女の間で愛していると使い始めたのは明治時代からなんだそうです。 佐藤二朗演じる酔っ払い亭主は必見!よく 噺の方には 酔っ払いなんてのが出て参りますけども。 旦那 男と見込んで頼んでるんですから」。 「えっ 何? えっ男と見込んで 頼まれちった?ヒャッヒャッヒャッしょうがねえな ほんとに。
いくら働いても金貯まんねえなと思ったらお前 みんな 車屋に貢いでんな」。 「いやいやいや おめえ こう…こうしてんだよ?こうやって醤油飲むバカ いる訳ねえじゃねえか。 ああ この人 酔っぱらって飲めないなと思ってもですよそこは 気持ちをぐっと抑えてねえ 『大層 機嫌よろしゅうございますけども外は外 うちはうちあたしのお酌じゃおいしくないでしょうけど一杯 召し上がります?」。 「インチキじゃない」。
ああ 今日はんぺんの気分だなと思っていたのに帰ってきたのにだよ お前が何も聞かずに出かけてって大根と卵とこんにゃく買われてごらん。 こっち どう思うよ?ええ なん なん… 俺 今日はんぺんの気分だったのに何で これ…いや そりゃ 一応 頂きますよ好きなもんだからね。 大根と卵とこんにゃくは一応 頂きますけどでも 心の中ではですよいや でも 今日は俺はんぺんだったんだよな聞いてくれればよかったのに何で聞いてくれなかったんだ…えっ お前 化粧してんの? お前。
その順番でいいの?えっ 何ですか?紅白かまぼこから先に食べなさいよ!オープン記念でせっかく入れてんだからそっちの方が縁起いいでしょうがよ。 本来は 「縁起を担ぐ」という言葉だったんですが逆さ言葉の はやった江戸時代に縁起 起縁 げんと徐々に変化していったんだそうです。 2人が織りなす滑稽話え~ 昔の方というのは縁起に気を遣ったなんて方はきれいにしてもらわないと困りますよ。 いいかい?うちの旦那の前に立ったらねそうやって 縁起のいい事さえ言ってりゃいいんだからね。
「ええ 一番上が富士子二番目が鷹子三番目が なつみでございます。 濱田くんさポチっていう名前 どう思う?ポチ? あの… えっ ペットですか?まあ ペットっちゃ ペットかな?いや あの… 僕はいいと思いますけどね。 じゃあ 今日から濱田くんは ポチに決定!えっ 僕?名前は 一生つきあっていくもの。 鎌倉時代の仏教説話の中にもその原型が登場するという♪~生まれた我が子の無病息災を願い縁起のいい名前を付けた父親だったが…。
「いや そこまでは分かったんですけどねこの パイポ パイポ パイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーって これはないでしょ?」。 おばちゃんとこのね寿限無 寿限無 五劫の摺り切れ海砂利水魚の水行末 雲行末風来末 食う寝る処に住む処藪ら柑子の藪柑子パイポ パイポ パイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助が金ちゃんの頭ぶって コブ…あら ヤダ。
おめえ 何だろ?このまま 生涯幾代太夫に会えねえと思うからそうやって患ってやんだろ?ところが そうじゃねえぞ。 おめえが 金 貯めたらよ俺が 吉原 引っ張ってっておめえと幾代太夫会わしてやろうじゃねえか」。 「えっ あたしを幾代太夫に会わして下さる?」。 あたし 1年みっちり働いて金を貯めたら幾代太夫に会わして下さる。 だいいち そんな幾代太夫なんてバカ高えもん買わねえでそこら辺の安いのでごまかしとけ!」。 「何を言ってるんですよ?あたし 幾代太夫じゃなきゃ駄目なんですよ。
この野郎が姿海老屋の幾代太夫の錦絵見て恋煩いしたってんでね。 お前さん いいあんばいに出てくれたとしてもその幾代太夫の顔見ただけでもって1年働いた うん その大金が顔 見ただけでもってサッと きれいに無くなっちまう事だって あるんだよ?それでもいいのかい?」。 「へえ あたし幾代太夫の鼻の頭 ちらっと拝めるだけでもいいんです」。
女将ね こちらに いらっしゃるこの方 ねえ野田の醤油問屋の若旦那でしてなぜひとも 今晩 幾代太夫にお会いがしたいというのでわざわざ お連れをしたような訳なんでございますが。 まあ 今日は 金は たんとは持っては参りませんが裏馴染みとなりましたらば馬の背に千両箱 載せて通ってまいりますんで今日のところは このあたしのつまらない顔に免じて幾代太夫に会わしてもらうというそういう訳には いきませんでございましょうかな?」。 やがて 幾代太夫身なりを整えて入って参ります。
元はというと 藪井竹庵先生の橋渡しでございますんでこの先生が仲人という事んなりましてめでたく夫婦という事になる。 この餅の名前も女房の源氏名そのままに『幾代餅』と付けましたところがたちまち 江戸中の評判んなったそうでございまして。 「おう どうだ? 今や評判の幾代餅 食ったか? 幾代餅」。 「何 その幾代餅ってのは?」。 「お前 幾代餅を知らないのかお前は! 死んじゃえ!」。