これでわかった!世界のいま ▽習近平の“野望”とは 中国共産党大会に注目

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この番組のまとめ

その中国共産党が5年に一度開くのが党大会。 中国共産党党大会は5年に一度です。 正式にはこちら、中国共産党全国代表大会というものです。 習主席の前の胡錦涛前国家主席の時代には今よりも言論に対する締めつけが緩やかだったんですが、共産党への批判がまん延すれば党の存続が危ぶまれると危機感を抱いて習主席がトップに就任してからは言論統制が強化されたんです。

今回2期目を迎えるにあたって習主席が目指す人物というのが建国の父、毛沢東といわれていまして習主席はこの毛沢東をも超える指導者になろうとしているのではないかと指摘する声もあるほどです。 これまでの指導者では、党の最高規則である党規約というのを自身の思想や理念を盛り込むことで権威づけを行ってきました。 例えば毛沢東ですと毛沢東思想と言っていたり、党の最高規則の党規約に名前を冠した概念が規約の中に盛り込まれてくるんですね。

習主席にとって安定した基盤作りのために重要になってくるのがどれだけ自分に近い人物をチャイナセブン、最高指導部である政治局常務委員に入れるかということです。 もうすでに政治局常務委員の中の1人なんですが習主席の盟友として反腐敗運動の大なたを振るってきました。 ただ年齢が現在69歳でしてこれまでの慣例ですと党大会の際に68歳以上の幹部は引退することになっていたのでこの慣例に従えば王氏は引退することになるんですが強い権力を持つ習主席ならこうした慣例を打ち破る人事もありえるかもしれない。