まず独立ですが今もありましたが大きなニュースになっているのがスペインのカタルーニャ州の独立問題です。 ヨーロッパの先進国で突然1つの地域が独立国家として名乗りを上げるということで今、あえて例えるなら日本で大阪を中心とした関西圏が突然、ある日、日本から出て行くと言って日本中が大慌てになっている状態です。 そんなカタルーニャ州、スペインの中でもいち早く工業化が進みカタルーニャは中央政府に多くの税金を納めてきました。 カタルーニャはその中でも非常に独立心が旺盛な地域なんです。
ですから、国の顔でもありますし大黒柱でもあるような地域が独立ヨーロッパの統合が進められる中でそれぞれの地域のアイデンティティーが逆に強まっていったといわれています。 相対的に色が強く見える、ですから地域のアイデンティティーが強まったということです。 民主主義の価値観を掲げているEUですから中東やアフリカで圧政のもとで独立問題が起きると支持してきましたが民主的なEU加盟国であるスペインで起きた独立運動はなかなか正当化できません。
ドイツ系の住民が多いオーストリアが当時ナチスドイツによる国の併合を多くの国民が歓迎して、その後ナチスに協力した歴史があります。 先月9月にはドイツで議会選挙があってヨーロッパの大国でも次々と選挙が行われて選挙の結果に関心が集まっていました。 結果フランスはマクロンさんが、ドイツではメルケル首相が、ところが、選挙結果をよく見るとこういう国でも実は排他的な主張を掲げる右派や極右政党が今までにないほど勢力を伸ばしていたドイツのための選択肢という政党だったんです。