クローズアップ現代+「家でも会社でも使えるノーベル賞理論!最新経済学の魔法」

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この番組のまとめ

とはいえ、相田みつをさんとノーベル経済学賞どんな関係があるのでしょうか。 伝統的な経済学では議論を分かりやすくするために人間は「自分がとくするように必ず合理的に判断する」と想定されています。 セイラーさんは、こうしたリアルな人間像を経済理論に「そのうち そのうちべんかいしながら日がくれる」セイラーさんは相田みつをのファンというだけでなくそのことばが、研究テーマそのものになっているといいます。 セイラーさんは、心理学と経済学を組み合わせることで人間のリアルな活動を分析してきました。

それが現在バイアス、それから保有効果というのは、手にする前に思ってたそのものの価値っていうのが、いったん手にすると、自分の物になると、価値が上がって、それを手放したくなくなってしまうという効果なんです。 これ、アンカリング効果きたなとか、保有効果来たなとぴんとがあるの分かりますか?あっ、なんですかこれ、ハエ?実はハエのシールが貼ってあるんですよ。 超低コストで巨額の経済効果を生むナッジ。 その最大の成功例が定年後の生活資金となる企業年金の加入率を大幅にアップさせたことです。

各家庭に電気を節約してもらおうと毎月、あるレポートを送ることになりました。 ご近所で家族構成などがよく似た家庭と比較してどれくらい電気を使っているか示したグラフです。 平均的な家庭と比べてもこれがナッジとなって各家庭が電気の使用を2%減らせばなんと、年間3兆円もの電気料金を節約できるんですって。 そういうおそれはないんでしょうか?これはやっぱり、私たちが行動経済学をよく知って、そしていい方向に使われているということを、認識していくということが大事なんですね。