てんと藤吉の長男 隼也が生まれ1年が たちました♪「ひょいとつかむ ハンカチのように」♪「心の中に すべり込む」♪「いちばん ちいさな魔法」♪「泣いたり 笑ったり」いや~ 疲れた。 お前と隼也のためにも稼げる手 考えんと。 そやからこそてんと隼也を守らないかん。 隼也の初節句や。 で そのボンは?いやぁ 隼也!?え?どこ行かはったんやろ!?隼也!何してんねや!風太!?目ぇ離したらアカンで。 なあ 隼也。 あいつは 隼也の事買うてきてくれるいうて。
何を?娘義太夫。 師匠にも えらい不義理したから二度と 高座で義太夫は語られへん。 あ~ 怖い 怖い 怖い!来んな 来んな!アイタッ!当てんなや 痛いやないか!そ… それや!それや! お前らのケンカ オモロイさかい2人で剣戟やったら どうや?アイタッ! 痛いやないか お前!何するんや お前!来んな 来んな!ええやないか!まだ よう歩かれへんのに。 袋に愚痴言うてると夫婦ゲンカが のうなってその噂を聞いた近所の人が袋に言いたい放題や。
何が 寄席をもう一軒や!毎日 遊び歩いて藤吉の どアホ~!お帰りやす。 あとは 本契約して…。 そやけど それ囲んで一緒に 隼也の成長を祝う事が大事なんとちゃいますか?分かった。 このままやったら… 離縁か?離縁!?この寄席 潰れるで。 ホンマに 破れてしもたん?あんたらがケンカしたら隼也は どうなんの。 親子三人 一緒に働いて。 やったで!新しい寄席の本契約してきた!これ 新しい寄席の契約書や。 「新しい寄席の契約書や」言うてはります。 やっと 二人で夢かなえて 寄席作って隼也も生まれた。