超入門!落語 THE MOVIE「たいこ腹」「尻餅」

戻る
【スポンサーリンク】
22:38:46▶

この番組のまとめ

今では 太鼓持ちというと機嫌をとる人の事を表しますがもともとはお座敷やお酒の席で芸者の芸を盛り上げる職業だったそうです。 ♪~鍼治療に凝りだした塚本高史演じる若旦那。 そこは ご大家の若旦那 お金に不自由はしておりませんから早速 道具を買ってまいりましてこれから稽古。 何か 鼻で息のしてるものなんかねえかな?まさか 人間でうたしてくれる奴が…一人だけ いたよ!太鼓持ちの一八。 「は~い どちら…あら まあ 誰かと思ったら伊勢屋の若旦那じゃございませんの。

ええ 一八っさん一人でいいの?えっ? 一八っさん一人!まあ 芸者抜きで一八っさん一人!あらまあ 若旦那こちらに気を付けて」。 すまないんだけど『伊勢屋の若旦那 お見えになった』そういって 見番行ってね太鼓持ちの一八っさんすぐ呼んできて」。 あの子 言わなかったの?伊勢屋の若旦那よ」。 「えっ? 伊勢屋の若旦那?あっ 来るんじゃなかった」。

お帰り!だから 芸人は嫌いなんだい。 一円札の一枚もつけます』つったら誰だって 喜んでうたしてくれんだい!帰れ帰れ!」。 うたせる うたせますよ!そのかわり 何ですか鍼一本につき 一円札一枚?じゃあ これトントンと うつってえとこれが二円だ。 冗談じゃないよ。 何か今日はね嫌な予感がしたんだ。 今日 家 出ちゃいけねえと思ったんだけどついつい 声かけられて表へ出ちゃった。 第一 昨日の夢見がよくなかったね。 ほんと 冗談じゃない。 お前 病人なんだから病人らしく うなれ!」。

今 若旦那血相変えて下りてったけどお前さん 若旦那しくじったんじゃないかい?」。 若旦那が私をしくじった。 「あらまあ おなかに鍼が立って まあ… 鍼供養?」。 しかし 中川 剛演じる亭主は妻の頼みを聞いて餅をつく事に…一席申し上げますが。 昔は暮れの風物詩と申しますとお餅つきで町内から ペッタンペッタン 餅をつく音が聞こえるなんてのはこれまた 風情のあるもんでございますが…。 大晦日だよ 大晦日。 「分かってら 大晦日な。

まず 餅屋の親方と若え衆が2人くらい いるか。 餅屋でござんす」。 「お餅屋さんですか。 「餅屋が3人 ドカドカっと入ってきたところだ。 「おう 餅屋さんうちは 夫婦2人っきりだぜ。 「へえ よろしゅうございますよ旦那」。 餅屋さん これね祝儀ってほどじゃねえけどなゴマ塩代わり若え衆の頭の上から バラバラッと振りまいてやってくんねえな。 おう 旦那から祝儀頂戴したぜ。 旦那 ありがとうございます」。 「旦那 本当にありがとうございます」。 「餅屋さんに 酒を振る舞ってやってくんねえか」。

「うるせえ! これからな釜前に陣取ってねせいろから威勢よく煙が出てるところ!」。 「三遍むせるところが芸の細かいとこだ。 おう おみつな丼鉢に湯入れて 持ってこい」。 「お前は…男心が分かってないね おい。 水でいいかい?はいはい じゃこれ 丼鉢」。 「何で あたしがお尻出すのよ?」。 知ってっか これ すなわち尻餅」。 「痛かないよ お前我慢しろってんだよ」。 向こう持ってけ 持ってけ!なあ もう一臼 行くぞ!」。 「一臼で終わるこたないだろう なあ」。 すごいね 湯気が立ってる。