NHKスペシャル「追跡 東大研究不正~ゆらぐ科学立国ニッポン〜」

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この番組のまとめ

渡邊教授が所属するのが…私たちの体の中にあるシュゴシンと呼ばれる蛋白質の発見だ。 シュゴシンが働くと細胞の染色体にある遺伝情報が逆に シュゴシンが機能しないと染色体に異常が起きさまざまな病気を引き起こす可能性がある。 シュゴシンを発見した功績は国内外で認められ渡邊教授は 数々の賞を受賞した。 東大の調査委員会は渡邊教授の論文を詳しく調査。 しかし 教授就任後に出された5本の論文 16か所のデータにシュゴシンと がんとの関わりを示し世界から注目されていた。

不足を補うには競争的資金と呼ばれる研究費を獲得しなければならない。 この競争的資金は選ばれた研究者にだけ配分される。 論文に不正があったと認定された…激しい資金獲得競争は渡邊研究室にも影響を与えていたのか。 研究資金獲得の手段として重視されているものがある事が分かってきた。 渡邊教授は 国際的な有名科学雑誌「ネイチャー」「セル」「サイエンス」を掲載された論文がどれだけ引用されたかをもとに1万を超える種類の雑誌に点数をつけている。

論文が有名科学雑誌に掲載されるかどうかが研究室の運命を左右しかねない。 かつて研究に不正の疑いを指摘され国から 年間1億円以上の研究費を受け取り総勢30人を超える研究室を率いていた。 この実験は 多比良氏のもとである若手研究者が担当していた。 高いインパクトファクターを誇る雑誌「ネイチャー」に論文を発表していた実績を買って研究室に招いた人物だ。 若手研究者の実験データに不正の疑いが強いと認定された。 論文に不正が認定された東京大学渡邊研究室。