ふだんは聞いて楽しむ落語の演目を噺に合わせてあえて映像化致しました。 それでは見る落語間もなく上映です。 泥棒といっても十人十色。 ある貧乏長屋路地入ってきた泥棒がこんなところはもう 何にもなかろう引き返そうとするってえと「あれ? 何だ このうちは戸が開い… あれ?土間で 何か燃えてるんじゃねえの? あれ。 貧乏暮らししながら 小金 貯めてんだろ。 もう 三日三晩何も食ってねえんだよ。 道具箱も ねえし仕事も できねえしもう 死ぬしかねえんだ」。
腹巻き 半纏 ももひきもみんな 質屋に入れちゃって…これは 利息も込みで二円でいいんだけど」。 え~ 落語でございますから貧乏長屋は おなじみの舞台で。 この貧乏長屋が暮れを迎えますと借金取りに追われるうちばかりでございますけども。
それでも みんな来てお悔やみ言ってくれてんだものあたしだってゲラゲラ 笑う訳にいかないから。 借金は借金 香典は香典』。 借金取りだってな みんな人それぞれ好きなものがある。 なあ 俺が借金取りの好きなもんでうめえ具合にと~んと断っちゃうよ」。 あっしは狂歌に凝っちゃった」。 やってみると面白いねあの狂歌ってね」。 「ほう? お前がほんとに狂歌に凝ったんならあたしも うれしいが。 じゃ 嘘でねえ証拠に作った狂歌 披露してみな」。 よく あんな事 スラスラ言えたね。