正月時代劇 風雲児たち~蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)〜

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この番組のまとめ

おい! ぼんやりしてないでご接待 ご接待!かしこまりました!早く! 玄真!はい!近い! 良沢先生は まだか?今 使いを出しておりますが。 そんなに立派な方なのですか?知らんのか 良沢先生を!お名前だけは存じておりますが。 杉田玄白と前野良沢。 2人は 力を合わせ 日本で初めて西洋医学の翻訳書を世に出した。 しかし「解体新書」にはなぜか 前野良沢の名は記されていない。 100日の長崎遊学を終え前野良沢が江戸へ戻ってきた。 阿蘭陀語の意味を 阿蘭陀語とフランス語で書いた字引です。

こうなると どうしてもここの阿蘭陀語が読み解きたくなりますな。 百遍どころか 二百遍 読んでも分からないのが 阿蘭陀語なのだ!恐ろしく大変な仕事になりますよ。 はい?阿蘭陀語は どのぐらいおできに?このままでは百年たっても終わらぬ。 天子様~!高山彦九郎。 その激しさで 尊王思想に走りやがて 幕末の志士たちに多大な影響を与える。 「霊験宮戸川」 源内先生これも当たり狂言になりますね。 えっ あの人気狂言の?福内鬼外というのは 俺の事。 さて 阿蘭陀語を知らない彼らはいかにして翻訳に挑んだのだろうか。

早速 辞書でフルヘッヘンドをひいてみたところそこには 「木の枝を切るとこれに たどりついた時は実に うれしかったのを覚えておる。 実は このフルヘッヘンドのエピソード現在では完全な創作といわれている。 フルヘイヴェヌ!フルヘ… えっ?聞いた事あるぞ!では 私は こちらを。 フルヘイヴェヌ 載ってませんね。 フルヘイヴェヌ!で 同じ印がこっちの説明文の中にもあってそこから たどると ほら。 フルヘイヴェヌ! 同じだ!鼻と乳房の両方に通じるものは?鼻と乳房の共通点…。

スハアレンは鋏そして スポンギウス。 このスポンギウスさえ分かればこの項は完成するのだが。 スポンギウス…。 スポンギウスは 黄色いもの。 スポンギウスはヘエルで クレインで ハアツなもの。 あっ 小さき事!つまり スポンギウスは黄色くて小さいものか…。 なぜ 知っている?という事はスポンギウスとは 黄色く小さい穴。 そこから推察するにゼイイとは 説明するに多くの言葉を要するものらしい。 確かに説明するのに多くの言葉を要しますね!スポンギウスとはその土地の特産品かもしれない。 メニヒ クレイン ハアツ。

仙台伊達家の工藤平助さん。 工藤です!阿蘭陀医術の本を訳されていると聞きました。 お互いに頑張りましょう!ハハハ! ハハハハ!工藤平助。 後に 「赤蝦夷風説考」を書き北から来るロシアの存在を世に知らしめる。 阿蘭陀医術を学ぶにこれ以上の機会はないと思え。 法眼様 本日は 是非ともお願いしたい事があり参上致しました。 ハハハハハ!法眼様が 力になって下さればこれほど うれしい事はない。

良沢殿!玄白殿 ご苦労でござった。 この前野良沢命ある限り 阿蘭陀語の読み分けに取り組むつもりです。 懸案としていた十二の指幅の腸ですがこれについて 思い切ってそのまま十二指腸では いかがかと。 「解体新書」。 カバーには「解体新書」の発売予告が記されていた。 しかし 本文がないとはいえ良沢殿の名前を外したのはやはり 胸が痛みますね。 「解体新書」を世に出すためだ。 どういう事です?仮に私が捕まっても良沢殿さえ残っていれば「解体新書」は いずれ 完成する。 なるほど!全ては 良沢殿を守るため。

エレキテル?阿蘭陀人が長崎に持ち込んだものを私なりに工夫して作ってみました。 阿蘭陀医術では 当代随一。 阿蘭陀語の知識に関しても私と並びます。 今年は 大通詞の吉雄耕牛様もお見えだそうです。 良沢殿 我らの読み分けが正しいか吉雄様に見極めて頂きましょう。 私は長崎で あのお方に阿蘭陀語を教わったのだ!なればこそ 見て頂くべきでは。 阿蘭陀語というのは 容易に読み下せるものではござらん。 せめて 轡十文字の一つでも!ん? 何かな?訳に自信を持てぬところがまだ多くあるのです。

秋田藩士 小田野武助と申します。 小田野 武助でございます。 武助こと小田野直武。 角館に鉱山の技術指導に訪れた源内はそこで 彼に出会ったとされる。 源内の下で西洋絵画技法を学んだ直武はやがて 秋田蘭画と呼ばれる独自の画法を確立する。 構わぬ! 頼んだぞ 武助殿!翻訳作業は仕上げの段階に来ている。 原稿を客観的な目で チェックするため若いが 阿蘭陀医学に精通する人物が選ばれた。 良沢先生の弟子筋にあたるとか。 3年! そんな馬鹿な!まあまあ!日本中の医者がこれを待っているんです。