超入門!落語THE MOVIE 一挙放送スペシャル2018

戻る
【スポンサーリンク】
23:46:45▶

この番組のまとめ

そこで 当館ではそんな落語初心者の方々でも楽しんで頂けるよう「当人が何て言うかな?」。 「超入門! 落語 THE MOVIE」スペシャル!いらっしゃいませ。 おにいちゃんが 一生懸命頑張ってくれてるから今回の「落語 THE MOVIE」は特別編。 明治時代 まだ 奉公なんて制度があった頃のお噺です。 明治時代 特に この「忠」が大事だったそうで…。 親子の絆を描いた古典落語の名作「藪入り」。 舞台は明治時代。

うちで待ってる おとっつぁんおっかさんも そうで憎くて奉公に出した訳じゃないですから3年ぶりに 我が子が帰ってくるなんて 前の晩はなかなか寝つかれないって親子があったんだそうでございまして。 「何言ってんだよ食べずにいる訳じゃないよ奉公先で」。 観音様お参りしてよそこまで行ったら じゃあ 上野の動物園行って いろんなもん見してやろうよ ああ。

「表 掃除してやんだよ。 熊さんが掃除してるよ 表。 「やめなさいよ お前さんは!何で 近所の人に喧嘩 売ってんの 本当に」。 「遅いったって一番新米なんだから ねえ。 みんなが帰ってからうちの掃除 片づけしてからね『帰らせて頂きます』って帰ってくんの ねえ。 「亀の仕事だよ奉公人なんだから」。 おとっつぁんさ こないだ熱出して 寝込んだって吉兵衛さんから聞いたよ うん。

『本所の先生連れてくる』って言って もう『本所の先生 年取ってっから もういいよ』ってったんだけどな来てくれてよ 怒られちゃったよ。 『ゼーゼー ゼーゼー』言っちゃって 俺『ハアハア ハアハア』駆け出したあとの犬みてえにもう 汗ダラダラかいてもう おとっつぁん死んじまうのかなって思って何か 気が遠くなりそうになったらそしたら 急に オラ…おとっつぁんお前に会いたくなっちゃってな『よしゃあいい』っつったのになおっかあがよ吉兵衛さんに知らしてお前に伝えてくれたんだけどよええ 悪かったな 本当な。

駄目なんだよ 大家の野郎は普請もしねえんだからよ うん。 じゃあ 挨拶行こう。 おおっ 駄目だ!その犬 構うな。 犬 駄目!それは シロ シロ シロだけどお前がいた時と違うんだよ お前。 駄目なんだよ おお。 買ってやっから あとで!本当は お前んとこで買うつもりじゃなかったけどな!おばあさんの納豆屋の方がうめえぞ! この野郎!待ってろ そこで。 帰ってくる早々湯なんか行くんだ あの野郎は」。 「何言ってんだ? お前 バカ野郎。 野郎 やりやがったな…。

「ネズミの懸賞で 当たったんだい」。 「ネズミの… 懸賞?」。 盗ったんじゃない!ネズミの懸賞で当たったんだよ!」。 ネズミの懸賞で当たったってえじゃないの!」。 「どうも大変に失礼致しました。 ネズミの懸賞で当たったか。 今回の「落語 THE MOVIE」いかがでしたでしょうか?想像力で無限に広がるエンターテインメント。 さあ 始まりました「落語 THE MOVIE」。 朝まで一挙放送スペシャル。

という事で やって来たのは「わろてんか」の撮影が行われている大阪のスタジオ今日の目的は「落語 THE MOVIE」の時代劇に挑戦してくれる人をスカウトする事さあ やって参りました。 当館では 落語初心者の方でも楽しんで頂けるよう「見る」落語をご用意致しました。 本堂の脇に小さな畑がございまして和尚自ら降りて参りますと野菜作りに余念がございません。 いろんな野菜をこしらえますが中でも茄子が大好物。 まるまる太った… キュッ キュッ キュッきしむような茄子をどうぞ 蚊帳ん中でゆっくり お休み下せえやし。

ピカッ! 光ったかなと思うとガッ! ガララララ ピシ~ッ!「おお… う… いかが致した?あっ いやここは蚊帳中心配する事は… ないぞ」。 女の髪の匂いが 宋全の鼻をぷ~っと くすぐりまして脳下垂体を刺激致しました。 ピカッという稲光に宋全のまぶたへ焼き付いたのは友禅の裾が乱れた 赤い蹴出し。 木石ならぬ宋全。 宋全 ぐっしょりと汗ぇかいてふぬけのごとく「夢か~。 宋全 考えるところがございまして夜が明けきらぬうち墨染めの衣 一蓋の網代笠樫の杖に わらんじを踏み締めて悄然として 寺を後に致します。

え~ 「困った時の神頼み」なんて言いますが江戸時代も 今と変わらず神様は 人々にとって 大変ありがたい存在だったそうです。 三遊亭圓朝の名作「死神」。 海外の話を基に作られたという♪~貧乏神 疫病神 死神なんてえとこら あんまりおつきあいしたくない神様で。 『アジャラカモクレン テケレッツのパ~』で 手を2つ ポン ポンだ」。 行ってみると病人の足元に 死神が座っている。 『アジャラカモクレン テケレッツのパ~』」。

うち帰って 看板上げりゃあまた いくらでも金は入ってくるんだ」ってんで看板上げたんですが今度は まるっきり見舞ってほしいという依頼が参りません。 「せ… 千両!? 千両ありゃ長者番付に名前が載るぜ。 その4人の若い衆をね旦那が寝ている布団の四隅に1人ずつ 座らしてもらいてえ。 そん時に 4人の若え衆が各々 布団の端を持って旦那の布団を くるっと半分 回してもらいてえんだ。 死神は 眼光だけが鋭くギョロッ ギョロッ。 「アジャラカモクレン テケレッツのパ~」。

あなたの想像力で無限に広がるエンターテインメント落語。 当館ではそんな落語初心者の方でも楽しんで頂けるよう「見る」落語をご用意致しました。 聞き手の想像力で無限に広がる落語の世界ふだん聞いて楽しむ落語の演目を噺に合わせてあえて映像化致しました。 あっ 江戸時代奉公人たちは口入屋と呼ばれる人たちにお屋敷や お店の仕事を斡旋してもらっていたんだそうです。 働き手で溢れる江戸の町にはおよそ400もの口入屋がいたんだそうですが奉公先によっては大変な目に遭う人も いたようで。

「いや あたくしも いろいろと奉公にあがりましたがねこちら様のように 人使いの荒いのは初めてでございます。 ああ ふん!あれっぱかりの事でもって人使いの荒いの 細かいの言われて たまるか。 千束屋に行きゃいくらでも代わりは来るから。 また 新しい奉公人がやって来る。 こちら様のように 人使いの荒いの初めてでございます。 う~ん… 本所割下水なんだ。 奉公人が欲しいってんだがね。 聞かなかったのかい?本所割下水ご隠居さんの独り暮らしだろ。 人一人が人一人使う。

「杢助 妙な名前だな。 まあまあ名前で仕事する訳じゃねえさ。 まあ いいや 今日は初日だから骨休めだ。 まあ 縁の下 見たんだったら掃除をしねえんだと。 だから 『隣から参りましたが掃除をさせて下さい』って言ってきれいに掃除をしちまえ。 え~ まあ そうだな『向こう三軒両隣』なんて事 言うしああ めんどくせえ!長屋みんな 掃除をしちまえ。 まっ そういう事で今日は ゆっくりしてもらってな明日っからみっちり働いてもらうから。

何がってねよく世間様じゃあ~おめえさんの事『人使えが荒え』っちゅうがね人使えが荒えんでは ねえ。 豆腐買って帰ってきたら今度は『油揚げ 買ってこ~』。 したれば 最初っからだ『杢助 豆腐と油揚げと卯の花買ってこ~』って言や 一度で済む。 ええかい?おめえさんも そうやって毎日 ぶらぶら ぶらぶらしてねえでおら 引っ越すまで居てやるだから方々 歩き回って奉公人 探さなくちゃいけねえぞ。 どっちが 主人だか 奉公人だか分からないような あんばいで。

ねえ まあまあ出そうな雰囲気は あるよ。 そのうちに…「う~ん… 何か ゾクゾクするな。 どこの小僧だ? 黙って 人んち入ってくるやつが あるかい。 どこの小僧だ? 面 上げろ 面。 一つ目小僧じゃないか。 お~! ハハハッ ああほんとに1つだな。 お前 小僧ってえからには子どもだろ?だったら 親御さんの手伝いしてねえのか? 全く もう。 洗ったか?じゃあ それを布巾で…布巾で拭くんだ 布巾。 布巾だ。 分からねえか 布巾だ。

あの~ さっき あたし背筋が ゾクゾクっとしたんだけどあれ お前がやってんのか?あ~ そう。 ちょい ちょい ちょいおい 何だ? 随分揺れるな。 大入道じゃないか。 今日は お前が当番か? あ~ そうかい。 ゾクゾクなしって。 連絡帳につけとけ おめえは。 いいか? 日が暮れたらすっと出てきてゾクゾクなしだぞ。 で いいかい?日が暮れたら すうっと出てきてゾクゾクなしだぞ。 今日は女の人だよ。 今日は お前さんが当番かい?ああ そう。

『卵に目鼻』というが卵そのまんまだ ああ。 アッハハハ。 江戸前ってやつだ。 アッハハハハ。 なまじ目鼻が ついてるばっかりに見えては いるんだな。 奉公人は男だとばっかり思ってたが女の人ってのは いいね。 そうだな小僧は 5日にいっぺんで大入道は 10日にいっぺんでいい。 ご苦労さん。 そうか そうか お前か!一つ目小僧だの 大入道だののっぺらぼうに 化けて出たのみんな お前?あ~ ご苦労さん ご苦労さん。 何か やっと 自分の声出せるから いいよね。

ここでお知らせ!「超入門! 落語 THE MOVIE」10月から いよいよシーズン2が動き出します現場で流れる落語の音声に合わせながら1カットずつ 撮影が行われます「ほら食え」。 たった一人で全てを演じ切る究極の話芸といわれます 落語。 ふだんは 聞いて楽しむ落語の演目を噺に合わせてあえて 映像化致しました。 見る落語 どうぞ一席おつきあい下さい。 「落語 THE MOVIE」 おかげさまで新装開館の運びとなりました。 聞き手の想像力で無限に広がる落語の世界。

愛という漢字は もともと日本にはありましたが男女の間で愛していると使い始めたのは明治時代からなんだそうです。 五代目 古今亭志ん生が得意とした「替わり目」佐藤二朗演じる酔っ払い亭主は必見!よく 噺の方には 酔っ払いなんてのが出て参りますけども。 旦那 男と見込んで頼んでるんですから」。 ここまで やったんだからよあんよが上手ぐらい言っつくれよ」。 「あんよが上手ぐらい言っつくれよ」。 いきますよ? いいすか?へいへい はい♪『あんよは上手 あんよは上手』へへ よろしゅうございやすか?へいへい。

ああ この人 酔っぱらって飲めないなと思ってもですよそこは 気持ちをぐっと抑えてねえ 『大層 機嫌よろしゅうございますけども外は外 うちはうちあたくしのお酌じゃおいしくないでしょうけど一杯 召し上がります?』かなんかしおらしく言われてごらん。 いや いやいや…飲まないよ 寝るよってこう なるでしょ?それを お前みたいに もう『飲めな~い』なんて言われたら意地でも『飲む~!』なんて事なるじゃねえか なあ?お前 あの『北風と太陽』って話知ってる? お前。

どう… どうせ 支度してんだろ出せ さっさと出せ バカ!何だ? ウィンウィン ウィン…何を言ってやがんでえ!しょうがねえ…。 はんぺんの気分だなと思っていたのに帰ってきたのにだよ お前が何も聞かずに出かけてって大根と卵とこんにゃく買われてごらん。 こっち どう思うよ?ええ なん なん… 俺 今日はんぺんの気分だったのに何で これ…いや そりゃ 一応 頂きますよ好きなもんだからね。

余計な事するんじゃない ほんとにさっさと行け! ほんとによおたふく! 化けべそ! バカ!たまに 夜中 しょんべんで起きたりなんかして野郎の寝顔見たりなんかすると もういや~ か… かわいいなと思ったりなんかして もう。 あなたは私の弁天様ですってもう 俺ね いつだって野郎の後ろ姿に こ~うやって手合わして拝んで…まだ行かねえのか おめえは」。 縁起 起縁 げんと徐々に変化していったんだそうです。 2人が織りなす滑稽話え~ 昔の方というのは縁起に気を遣ったなんて方はきれいにしてもらわないと困りますよ。

2月 8月以外の竹っていうのは白い粉を吹いてよくございませんのでこちらの御身代同様決して潰れる事はございません」。 いやいやお前さんに聞きたい事ってのがあるのはねお前さんね 朝昼夜とあるがどれが一番好きだ?」。 「朝昼夜? おお 旦那 あたしはね誰が何と言おうともこんなに頂いてよろしゅうございますか?これこそ まさに 天にも昇る気持ちでございます!」。 「信州の上田!伊豆の下田って言った瞬間ひっぱたこうかと思ったんだけど。 「ええ 一番上が富士子二番目が鷹子三番目が なつみでございます。

鎌倉時代の仏教説話の中にもその原型が登場するという生まれた我が子の無病息災を願い縁起のいい名前を付けた父親だったが…。 流ちょうに息子の名前を呼ぶ夫婦に ご注目!子どもさんが生まれると 昔は物知りのご隠居さんとかお寺の和尚さんに 名付け親になってもらおうなんて事が随分と あったんだそうでございますけれども。

「いや そこまでは分かったんですけどねこの パイポ パイポ パイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーって これはないでしょ?」。 おばちゃんとこのね寿限無 寿限無 五劫の摺り切れ海砂利水魚の 水行末 雲行末風来末 食う寝る処に住む処藪ら柑子の藪柑子パイポ パイポ パイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助が金ちゃんの頭ぶって コブ…あら ヤダ。

おめえが 金 貯めたらよ俺が 吉原 引っ張ってっておめえと幾代太夫会わしてやろうじゃねえか」。 「えっ あたしを幾代太夫に会わして下さる?」。 あたし 1年みっちり働いて金を貯めたら幾代太夫に会わして下さる。 だいいち そんな幾代太夫なんてバカ高えもん買わねえでそこら辺の安いのでごまかしとけ!」。 「何を言ってるんですよ?あたし 幾代太夫じゃなきゃ駄目なんですよ。 幾代太夫に会えなきゃ あたしまた このまま患っちゃうんだ」。 この町内で 遊びのうまいといえばああ すぐ分かった!医者の藪井竹庵先生だ。

この野郎が姿海老屋の幾代太夫の錦絵見て恋煩いしたってんでね。 お前さん いいあんばいに出てくれたとしてもその幾代太夫の顔見ただけでもって1年働いた うん その大金が顔 見ただけでもってサッと きれいに無くなっちまう事だって あるんだよ?清蔵 よかったな。 女将ね こちらに いらっしゃるこの方 ねえ野田の醤油問屋の若旦那でしてなぜひとも 今晩 幾代太夫にお会いがしたいというのでわざわざ お連れをしたような訳なんでございますが。

「あら まあ 何です?野田の 醤油問屋の若旦那!まあまあ きれいな方じゃございませんの。 糸柾の火鉢 友禅模様2枚重ねの座布団の上へちょこらんと座りました 清蔵。 やがて 幾代太夫身なりを整えて入って参ります。 野田の醤油問屋の若旦那でも何でもない。 ほんとは 馬喰町一丁目搗米屋六右衛門の奉公人で清蔵ってんでございます。 去年花魁の錦絵見て 恋煩いしましてそん時 親方に意見をされて『一年みっちり働け 金貯めろ』その貯めた金が13両と2分。

3月半ばの15日京四つの真新しい駕籠が搗米屋六右衛門さんのうちの前 着くってえと「ええ~ 小僧さんちょいと伺いますが」。 「搗米屋六右衛門さんのお宅はこちらで?」。 「おう どうだ? 今や評判の幾代餅 食ったか? 幾代餅」。 「何 その幾代餅ってのは?」。 「お前 幾代餅を知らないのかお前は! 死んじゃえ!」。 「何言ってやんだ!今 江戸中で評判の幾代餅を知らなきゃ死んじまえってんだこんちくしょう!あの吉原で全盛の幾代太夫が 今餅屋を開いて 売ってるんだよ。

まあまあ そういう人でないと面白くないというようなところもありますからそういう 多少デフォルメしたといいますかそういう人が出てまいりますと噺が始まるとこういうような事でございまして。 そんなとこに股間があってどうすんねん?『眉間に皺』言うけど『股間に皺』 ややこしいやろ?アホな事 言わすな ほんまに。 そう思て新しい講釈小屋が出来たさかいお前 連れてやろうと思て」。 「へえ~ 講釈小屋。 で 講釈師は な… 何ちゅう人?」「え~ これがな 東京から来てる後藤一山ちゅう人や」。

だんだん 日が暮れてきたしええ雰囲気やなと思てねいうてるとこへなそこへ 今言うその 後藤一山ちゅうのがなこれが入ってきよったんや。 講釈師に こんなもん見られたら何言われるや分からんと思てなああ 路地の所に逃げ場がないさかい壁に 2人で ベチャッとこう へばりついてなこうやって隠れてたんやな。 ああ ああ…ほんならな あの講釈師がなその路地の入り口で何か踏みよったんやろな。 講釈師ちゅうのは大層な 物の言い方すんで。 俺が『ギャ~』て言うたらまあ 講釈師 逃げていくわみ… みっちゃんは逃げていくわ。

「あの横町の八百屋」。 「横町の八百屋 横町の八百屋でね。 「そのな 覗きからくりに中にな『八百屋お七』の からくりがあるやろ なあ。 行くところが八百屋や。 ああ… 八百屋へ行てなそいで 胡椒が出てくるさかいこれやったら思い出せるやろ?」。 「あっ 八百屋の」。 ♪「裸馬にと乗せられて ソ~レ」♪「白い襟にて顔隠す」♪「見る影 姿が 人形町のソ~レ」♪「今日で命が尾張町」「2銭で」。

「いや ああ… 横町の八百屋」。 「横町の八百屋って お前八百屋って お前八百屋が どこぞ引っ越しでもしたんかい?ほんまに もう日が高い時分から出かけといてもう 日が暮れてしもてるやないかい。 「ちょちょ… せや…八百屋 行ったんやけどなそうそう何を買うのか 忘れたんや」。 「覗きからくり 一段やったん?へえ~!八百屋のおっさんびっくりしてたやろ?」。 「そうそうそう そやろ?ほんでな 聞いたらなあのトンガラシのな 粉でもなくすべたらいけるっていうて聞いたんでほんで これ買うてきた」。

いずくの島々谷々津々浦々へ参りましても御馴染み深きところは慶元両度は『難波戦記』のお噂」。 「頃は 慶長の十九年も相改まり明くるば元和元年五月七日の儀に候や。 関東方の同勢五万と三千余騎。 そや!フッフッ フッフッ フッフッ フッフッ…ん ん ん ん… へくしゅん!」。 このトンガラシの粉をくすべたこの煙が 鼻の穴へ入るとエグエグイくっしゃみが出ますんで。

あなたの想像力で無限に広がるエンターテインメント。 勘当? えっ? な… 何で?犬の散歩行くの一回 忘れちゃったんです。 紗由美!お父さん!お前 倒れたって 大丈夫なのか?うん 軽い貧血だって。 紗由美さんと同じ映画館で働いてる 濱田といいます。 「勘当だい!」と現代の日本で言っても法的効力は ないんだそうです。 江戸時代親が「勘当だ」と子に言えばそれだけで勘当が成立してしまったんだそうです。 何だ 久々に会ったのに!お父さんこそ 何なのよ!もう勘当だ!親子ゲンカを描いた「六尺棒」。

まあまあ でも 親父がああやって一生懸命 働くからあたしが こうして遊んで暮らせるってやつだね。 「どなたですかな? 夜分遅くに戸を ドンドン ドンドンお叩きになるのは?」。 「いや そんな事言わないで ねえお父っつぁんお願いしますよあのね だって あれ困るでしょ ねえ!あたし ここの一人息子ですよ跡取りですよ。 それはね 生産者の責任」。 「何が生産者の責任だ。

首くくれ 馬鹿野郎! 昔からな死ぬ死ぬってやつに死んだためしは ねえんだ。 たったったったったったっ…ビユ~ン!「うわ~ はあ! 親父は足腰丈夫だね ありゃねえ。 「へえ へえ へえ… あの野郎どこへ行きやがった 畜生!ん? 全く まあ足だけは速えんだな あれ。 「馬鹿野郎 わしだ わしだ」。 「この馬鹿野郎 この野郎!おめえの親父の孝右衛門だ」。 「あっ 孝右衛門のお友達の方!「この野郎! 親 勘当にする馬鹿が どこにいる?」。

クラブ? クラブ いや 本当にもうあれ? いや すいませんあの…。 嘘をつく人の事をほら吹きといいますが戦国時代の合戦に使われていたほら貝は想像以上に大きな音が出たんだそうです。 夫の浮気を疑う妻の嫉妬心を描いた 滑稽噺。 諸見里大介演じる 見張りにつけられた奉公人 権助の「ちょいと こっち来てそこへ座っとくれ。 おらが好きなもんけ?おらが好きなもんは 別にてえしたもんではねえがな今川焼きつうのあら おら好きだ」。 「今川焼き? まあ 変なもんが好きな…。

小遣え もらったからしゃべる訳でねえだよ こら。 小遣え もらったからしゃべる訳では ねえけどもよ。 このうち出やしてな三軒目に八百屋がごぜえやす。 「今川焼き」。 「今川焼きの話をしてんじゃないの。 旦那のお囲い」。 じゃあ いいかいこれから 旦那お出かけんなると思うからそん時 お前後へ ついてってもらうから。 これまた どっさり後で お小遣いあげるんだから」。 向島のな 丸安ん旦那んとこ。 どうぞ 権助を連れてって…」。 向島の丸安ん旦那んとこだ」。

途中でな 丸安の旦那にバッタリと会って向島の料亭へ繰り込んで芸者太鼓をあげてどんちゃん騒ぎ。 まあ 日和がいいてんで『隅田川で網を打とう』てえ事んなって網文という舟宿から舟を出して網を打ちましたと。 どうしようか? う~ん?おっ お前ね 何でもいいんでえ魚屋行ってな隅田川でとれそうな魚 網打ち魚これを買ってなうちのやつへ ざ~っとこうやって見してやれ。 そうすりゃな うちのやつだって少しは隅田川で網打って遊んだっていうの 信用するから」。 「どれ? それはなスケソウダラってんだい」。

うまく… うまく いっただがそうだ! 途中でな丸安の旦那に バッタリと会って向島の料亭 繰り込んで芸者 太鼓をあげて網文っつう舟宿から 舟出して網打ちやした。 今 二時十五分じゃないか!十五分の間に芸者 太鼓あげて隅田川で網を打てますか」。 まず最初にとれたのが このニシンに スケソウダラでごぜえやすな」。 一人で行くのは寂すいからスケソウダラ おめえも一緒に行ぐが~?で おらも一緒に行くだんべって 2匹で上がったのこら つかめえたでごぜえやす。

そして 「落語 THE MOVIE」から大事なお知らせご存じですか? エミー賞という。 世界の数千というテレビ番組の中から優れた作品に贈られる国際エミー賞グランプリを…グランプリはとれませんでしたけども世界の4本には残る事ができました。 さあ このコーナーの最大の目的広瀬アリスちゃん「落語 THE MOVIE」出てくれますか?はい!ありがとうございます。 1月の「落語 THE MOVIE」は…「『かようなものを売りよってあのくず屋の首も落としてくれる!』ってんで」。

正直清兵衛さんと申しましてこの方は曲がった事が大嫌い。 くず屋さんでございますが仲間から 正直清兵衛なんていうあだ名が付けられていようというような あんばい。 拙者 故あって 藩の名を明かす訳にはまいらんが千代田卜斎と申し浪々の身の上。 まあ お取り申したいのはやまやまでございますがね商売ですからこっちが損をするのはもちろん嫌だがいや なまじのお値打ちものをね安く買っちまってそちらが ご損なるってのも嫌なんでやっぱり ご勘弁願えますかな」。

実はですね これ ついさっきとあるご浪人様から買いまして百文で買ったんでございます。 「へっ! 二百両?」。 「馬鹿!なぜ お前が百文で買ったものをわしが二百両で買うんだ!」。 でも倍でございますよ 二百文で。 そのご浪人様と五十文ずつ分けられます」。 腹籠りと申してな中が うろになっておって小さな仏が もう一体忍ばしてある珍しきものだ。 「よかったですなあ二百両で買わなくて」。 「おめえなんか行かねえ方がいいよ細川の窓下 江戸屋敷ねえ 実はね…」。

さあ 清兵衛さんこれからは しばらくの間黙って通っておりましたがやがて 慣れてくるってえとついつい 心に油断ができまして「くず~い」。 売り主のご浪人に返してもらいたい」。 そのご浪人に返してもらいたい」。 「自分の欲望に正直な清兵衛なんでございます」。 「嫌な清兵衛だな。 細川藩藩士 高木作左衛門と申す。 「千代田卜斎氏」。 「へえ 五十文お届けに参りました」。 へい 五十文 置かして頂きます」。 まことに 清廉潔白なお人柄」。 「五十両 大金だな。

「高木様 このままでは清兵衛さんが商いに出る訳にまいりません。 さあ この茶碗が高木作左衛門のもとに。 さあ 高木作左衛門桐の箱に茶碗を入れまして「ははっ」。 三百両という金が高木作左衛門のもとに。 「清兵衛! 入れ! 座れ!三百両! 困惑!」。 高木氏が妻として めとって下さるなら百五十両 支度金として頂戴つかまつるが どうじゃ?」。 ご息女 高木作左衛門ありがたく頂戴をする」。

一般の家庭に普及し始めたのは江戸時代からなんだそうです。 江戸時代の農村を舞台にしたという一席。 原田龍二 友近演じる鏡を見た事のない夫婦これが至って親孝行。 何しろ両親が亡くなって 18年の間ただの一日も墓参りを欠かした事がないという 親孝心。 いよいよ当日になりますというと村役人一同 付き添いの上地頭へ出頭してまいりまして「松山村正助 面を上げい。 これ 名主 権左衛門 その方正助の父 正左衛門が 何歳でこの世を去ったか存じよるか?」。 して正助が 今42正助と正左衛門は似ておるか」。

根が正直な方でございますので「決して余人に見せるなよ」という言葉を 固く守りましてうちへ帰りますというと裏に納屋がございます。 と この様子を見ておりましてこの人の女房が変に気取りまして「あんらまあ!近頃 正さんの様子がおかしいおかしいと思ったりばこんなところにおなごなんか隠しやがって!やい! われ どこのもんだ?人の亭主をとりに来やがって!第一 われは 人の亭主をとるような面か!「まんま食うべかの」。 勝手に食うぐれえだったらわれに相談… どした?顔色が悪いようだけんどもあんべえでも よくねえか?」。

じゃあ オレンジジュース 2つ。 オレンジジュース お待たせしました。 行こ 行こ! ハハハ ハハハハ!楽しみ~! ハハハハ…!嘘だらけの事を「嘘八百」と言いますが八百という数字は 古来数が多い例えとして使われてまいりました。 ちなみに 江戸時代 江戸の町は数え切れないほどあった事から八百八町と表現されたんだそうです。 この状況…ウッフフフフフ アハハハハハ アハハハハハ!不思議~。 「お風呂 行ってくるてわし 今 茶漬食うてるがな。

「どっか 部屋貸してくれるとこないか?」。 「いや 今な茶漬食べてんねや…で 今 茶漬食べてたらな嫁がな 出てってまいよってん」。 「いや 何か急にな『隣のお咲さんと話がある』言うて『風呂屋で話しすんねや』言うて出ていってもうたんや。 ほんでわし 一人で こないして…茶漬食べてんねや」。 風呂行く言うて行ってんねやさかい。 えっ 茶漬食うてられへんがなほんまに もう。 「え~ 2階上がろ 上がろってお前 それ…あんな その階段 気ぃ付けや。 こんな暗がりで茶漬食べてられへんわ。

「いつまで茶漬食べてんのよ?」。 「いや 茶漬食べてるって お前そんな事言うったってお… 俺は 茶漬なかなか食べられへんがやん」。 ほんでなうちの嫁はん帰ってきてそんなん お前 知れたらえらい事なるでって言うて断ったんやけど 電気 いきなり消してな 上 上がってほんで しばらくしたら『おうすまなんだ すまなんだ』言うてまた電気消して出ていったんや」。 江戸時代にも大食い大会は あったそうで。 そばの大食いは もちろんお菓子の大食い中には 鰻の大食いなんてものもあったそうです。

十枚 食ったよ」。 「へえ~ 十枚 食ったかい?このうちは盛りがいいんだぜ。 で 毎日 十枚 食って帰ってくんだってさ」。 あの人は 今十枚 食ってるってんだ 毎日。 明日は 二十枚食ってもらおうじゃねえか。 あの人が二十枚 食えたら一分 払おうってんだい。 あの人が二十枚 食えなかったらこっちに一分もらおうってんだい。 昨日 拝見しましたがね十枚 食いましたね。 今日は二十枚 食ってみませんか?取り囲むようにして追い詰めるような目で…逃げらんないじゃありませんか。

二十二 三… 五… 七 八?おい!「親方 あと茹で… 三十?食べてしまいました。 そばの清兵衛さん『そば清』さんといってねそばの賭けで家を3軒 建てたんだからね。 「おい 二十 三十朝飯前じゃねえか。 五十枚でもって一両の勝負だ」。 どうです?今日は五十枚でもって一両の勝負だ。 さすがに清兵衛さん五十というのはやった事はございません。 このあと 清兵衛さん商用でもって信州の方に参りましたがおそばは名物でございます。

清兵衛さんとんでもない勘違いをして赤い草を思う存分 摘みますってえと「ど~も!」。 「戻って来たよ 清兵衛さんが。 目の前に五十のそばがずらっと並ぶってえと清兵衛さん 本気を出しまして…。 見なよ 四十五過ぎたら肩で息してるよ」。 「そら 人間も 四十五過ぎりゃくたびれるわな」。 清兵衛さん 大丈夫かい?」。 「清兵衛さん そろそろ どうだい?おい 返事がねえな。 「様子 見に行こうか?清兵衛さん 開けるぜ。 清兵衛… 清兵衛さん?おい 清兵衛さんの姿がねえぜ」。

今から 横町の先生んとこ行っといで」。 「先生んとこ行っといでっての。 先生んところからねお赤飯 頂いたのよ。 先生お屋敷 お出入りしてるでしょ。 お屋敷でもっておめでたい事があっていろんなもの頂いてお裾分けだってんでねお赤飯 配って下すった。 今度どっかで会った時に『先生ごちそうさまでした』それでいいじゃない」。 『先生は ご在宅でいらっしゃいますか』っつうの。 『先生はご在宅でいらっしゃいますか』っつうの。

「これはこれは お長屋の甚兵衛さんじゃございませんか。 「先生は ご臨終ですか?」。 お長屋の甚兵衛さんがお見えになりました」。 「ああ 甚兵衛さん よく来たな。 先生は ご在宅ですか?」。 赤飯 お長屋に お配り申した?おう お前にしちゃ上出来です。 はなの あの『うけ股が擦れますれば』っつうのあれ 『承りますれば』っつうんじゃないの?お門多い中 手前どもにまでお赤飯をありがとう存じます』とこういうふうに言いたかった?そうだったのか~。