ここ半年の日記は ありません。 そこに ここ半年ばかりの日記は置いてきました。 う～ん いや…もう少し 僕の分かるように説明してくれませんか？日記を病院に置いてきます。 アコ何見とる？「花の春川団十郎一座久々の来演でございます」。 「花の春川団十郎一座久々の来演でございます。 なあ 今 聞こえたか？春川団十郎一座久々の来演だって！アハハッ また 忙しゅうなる！そちらに 兵庫県 湯の里温泉から永井左千子という女性が患者として伺っておりますでしょうか。
私はねえ 夢…夢千代さんと非常に親しくしてるんですよ。 あの節 お世話になりました藤森刑事さんがまだ こちらにいらっしゃると伺ったのでご挨拶にあがりました。 そりゃ あなただって不思議に思うでしょう？医者の木原先生が芸者になりたい女の子を連れてくる。 夢千代さん この子はね父親を亡くして途方に暮れておりましたが…。 夢千代さんあったら教えてもらいてえです。 夢千代さん。 市駒さんが 表日本の方で事件を起こしたって 本当か？さあ…。 千代春さん？ 千代春さん。
市駒さん… もしもし！？私が 芸者の置屋という仕事を引き継いだのは ３年前です。 東京の先生へ 作曲したのを一生懸命 送っとるだけどいっつも 駄目なのよ。 ちょっと… あんた春川団十郎さんとこの人？はあ。 染三郎さん 元気？染三郎？板東染三郎よ。 染三郎がいないんじゃあんたんとこの一座電気が来んな。 アハハハハッ 旅役者が来たで まあ…。 そやけど 何で 旅役者なんかに夢中になんやろね おばちゃん。 おスミさんの前で旅役者の話は せん方がええ。
あっ 金魚さん東雲閣から金波楼です。 今日は 三味線がおりませんのでこれで 失礼致します。 ♪「カワイヤノ カワイヤノ」覚えてないでしょうがね。 死んだ信之の母親です。 じゃ お線香の一本もあげてくれたんですね？私たちは 信之の死んだ海岸まで行ってきました。 死のうと言ったのは…主人ですか？信之がそんな事 言うもんですか！この人が 信之を引っ張って海に入ったんです。 ウソ！お母ちゃん！その子は 信之の子どもなんですね？この子…。