じゃっどん こんままでは百姓は食うや食わずで死んでしまいもす!百姓が死んだら摩そんもんが 無くないもす!摩藩主 島津斉興の悪政を正したい吉之助はいかに出精働き候えども重き年貢納め候ことあたわず候。 借金すれば 信吾も じい様も医者に診てもらえる。 今日は 何な!?次右衛門さぁ借金をしてでん武士は面目を保つもんじゃろが!んにゃ 面目より家を売っべきでごわす。
異国との密貿易琉球出兵についての偽りの申し立て。 板垣様 お願い致しもす!吉之助…。 チェ~!はら… 大丈夫でごわすか?こん芋侍がっ!芋侍? あん稚児は侍じゃっとな?親父は城下士じゃっどん島流しに遭うて今は 物乞いも同然でございもす。 じゃっどん 大人顔負けの見事な太刀筋じゃったなあ。 父上様のおかげでございもす。 父上様?琴 こげん時だけ様を付けんでもよか。 はぁ…!父上 熊吉の実家にも米を届けもんそ。
こん半次郎のギラッギラした目と剣の腕を埋もれさすっとは惜しかっ。 更に今 寛之助まで…数日後 登城した吉之助は上役に呼びつけられました吉野村で夜逃げを手伝った役人がおっそうじゃ。 ないな?実方の半次郎の田畑を先生のお力で安堵して頂けもはんか?我が藩の見過ごせん大ごとでごわす。 そん田畑まで取り上げられたらもう…おいなら とてもじゃなかどん生きていけもはん!じゃっどん半次郎さぁの家の畑はお父上が藩のお金を使い込んで召し上げられたっち。