ふだんは聞いて楽しむ落語の演目を噺に合わせてあえて映像化致しました。 聞き手の想像力で無限に広がる落語の世界「あれで そう お銚子５～６本も飲んだかな」。 うわっ 何？僕の夢 見てんの？石井正則演じる若旦那。 嫉妬に狂う女房白鳥久美子の表情にも ご注目え～ 相変わらずバカバカしいところでおつきあい下さいまし。 あら あら！ あの～ 大黒屋の若旦那じゃございませんの？』って その女中さんがあたしの事を知ってるんだよ」。 『まあ 大黒屋の若旦那じゃございませんの。
お前 離れだよ 離れ！ ヘヘヘヘッお前 いいかい？『いいえ 若旦那はそのままで結構でございます。 あたくしが 若旦那の布団の中へ一緒に入れて頂ければ…』。 でも 若旦那が向島へ行く… 用事が… な…で… ございましたんで…雨宿り… してたん… じゃ…」。 うん 伜が？ 向島へ用足し…雨が… うん 雨宿りをしてたら女中さんが出てきて知ってた？ああ そら お得意様ですよ。
南無淡島大明神様 どうぞ伜の見た夢のところへお導き下さい…」。 「淡島大明神様… 伜の見た夢…」。 「ご新造さ～ん！ 大黒屋の大旦那が お見えんなりました」。 「まあ 大旦那じゃございませんの」。 まあ 大旦那 相すいません。 あの 大旦那お酒は お燗の方がよろしいんで？」。 えっ？ 大丈夫ですよ待ちますから ハハハハッ。 大旦那 こうなすったらいかがでしょう？つなぎと言っちゃあ なんですが冷やで 一杯」。 えっ いや 大丈夫ですよ待ちますから ハハッ。 あの 大旦那。
ろくに仕事もせず年中 ブラブラしている今野浩喜演じる与太郎。 どういう訳で こんなにぼ～っとした人間が落語ん中 主人公なのかと思うとまあ とにかく話の内容がぼ～っとしてて登場人物がぼ〜っとしてる。 また与太郎が表 突っ立って ヘラヘラ笑って情けないね あいつは。 ああ ピンからキリまであるがおじさんのはな 仲間の符丁で『ゴミ』なんて事いうようなガラクタもの商うんだ。
そら ヒョロビリのももひきってんだ」。 「何 そのヒョロビリてえのは？」。 おう 道具屋がいっぱい 店出してる。 『三河町の杢兵衛のところから来ましたよ』って言えば道具屋にされちゃった。 おう！ おう 道具屋！」。 あたいだって道具屋だもの」。 「黙ってても しょうがねえから呼んじゃおうかな？さあ いらっしゃいいらっしゃい！ただいま出来たての道具屋でござい。 ほやほやの道具屋あったかい道具屋召し上がってらっしゃい寄ってらっしゃい 道具屋」。 おう 道具屋」。