特集ドラマ どこにもない国(前編)「命をかけた満州からの脱出」

戻る
【スポンサーリンク】
21:46:31▶

この番組のまとめ

丸山君 理事長がお呼びだ。 岸本理事長が?丸山君君に通訳をしてもらいたいんだ。 鞍山にいる日本人中国人の労働者も集めなければ到底できない。 鞍山の治安が 満州の中で比較的保たれていたのはこの 元陸軍大将の満州製鉄理事長岸本綾夫の尽力があったからだといわれている丸山君。 理事長 それは…。 岸本理事長!岸本理事長! 私は どうすれば!理事長! 理事長…。 父は アメリカ留学の経験を生かし満州製鉄では外交や情報収集の仕事をしていた。

あんた方の気持ちは よく分かる!日本人に土地を奪われさんざん虐げられどれだけ我慢してきた事か!欲しいものがあったら 何でも好きなだけ 持ってってくれ。 別に成功なんかしてない日本人もです。 で… 私に話というのは?日本はこの状況を知らないんです。 通信手段が断たれ日本の情報も 満州の情報も互いに一切 入ってこなくなった。 満州を出て日本を動かす?それしかない?そりゃ 道理でしょう。 満州は このままだとソ連軍の支配だけでなく下関で たまたま俺と出会って何にも持たずに 裸一貫でこの満州までついてきた男だ。

国民党軍は 本当に協力してくれると言ったんですよね?協力するなんてまだ言ってないよ。 終戦まで 帝国陸軍の参謀をしておりましたが終戦直後に国民党軍に入隊したのです。 しかし 国民党軍でも多くの者が全ての日本人を今でも 侵略者と見ています。 ただし! 国民党軍も決して一枚岩ではない。 参謀長は 昔 日本人に助けられた事があるそうです。 私の妻は 日系2世のアメリカ人でシアトルのメリノール学校で日本語を教えていました。 大連のカトリック教会にレイモンド・レイン司教という方がいてその方とは私は知り合いなんです。