歴代政権と比べてみても政権発足1年の時点での大統領側近の離職率は突出して高く、34%に上ります。 これまでの大統領に対してはランク氏は今政権内で相次ぐ辞任劇を複雑な思いで見ています。 3人ともトランプ大統領との意見の対立や関係の悪化が報じられています。 ティラーソン国務長官とマクマスター大統領補佐官はイランとの核合意の破棄や、エルサレムの首都認定に反対して、大統領と対立していたんです。
原点回帰?つまりトランプ大統領が大統領選でやろうとしていたことを実現するための新しいチームを作ろうとしているというのが、背景にあります。 今回はトランプ大統領のやりたいことを支える人たちが集まっていますので、そういう面では安定していくんでしょうけれども、しかし、この3人が必ずしも大統領と同じ考えを持っているわけでもありませんので、ロシアの問題ですとか、イランの問題で、この3人が果たして大統領と同じ考えを維持できるかということが着目点だと思います。
キム委員長が首脳会談というカードを切り、トランプ大統領がそれを受けるという大きな賭けに出た以上、アメリカが妥協することは難しいと思います。 会談で北朝鮮側から非核化の意思を少しでも疑わせるような言動を感じれば、トランプ大統領はすぱっと話し合いを打ち切り、制裁、軍事、外交の3方面から、より強力な圧力をかける方針に戻っていくことになると見ています。