シシバナザルは標高3,500メートル以上というサルの中でも最も高い場所に生息しています。 標高が低くなるにつれて気温は上昇しそこへ突然シシバナザルが現れました。 チームにとって人間を恐れないシシバナザルは驚きでもありました。 この試みはシシバナザルの保護活動を率いるカメラマン シー・ジーノンの念願でした。 ウンナンシシバナザルは世界でもこの一帯にしか生息していません。 育児放棄された赤ちゃんは親に愛され世話を受けた赤ちゃんと違い通常 癒える事のない精神的な傷を負うと考えられています。
およそ100匹からなる この群れは8つの家族と三十数匹の独身のオスの集団によって構成されています。 この行動は社会的なものでメンバー募集と集団お見合いが合わさったようなものです。 ウンナンシシバナザルの全生息数の4分の1が結集しやがて平和的に別れていきました。 シシバナザルの温厚さは謎とされています。 授乳中の母親にとっては地衣類の他に竹の子も大事なエネルギー源です。 シシバナザルは30種類以上もの植物を食べます。 豊かな生物多様性によってユネスコの世界自然遺産に登録されています。
山々の頂の向こうにはチベット高原が広がっています。 いてついたチベット高原から流れ出る寒気がシシバナザルの命運を握っています。 このシシバナザルの一家は血縁関係のない子ザルをもうすぐ冬も終わる ある日転機ともいえる出来事が起こりました。 父親を殺した集団の仲間です。 毛に覆われた…ウスバシロチョウの仲間は 飛ばずに歩く事で風を避けています。 冬虫夏草を探し求める人々です。 冬虫夏草は漢方薬として高値で取り引きされるため地面はすっかり掘り返されています。