桂文枝の演芸図鑑「中村吉右衛門、おぼん・こぼん、柳亭市馬」

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この番組のまとめ

でも 本当にねこの「演芸図鑑」のお客さんはいいお客さんでねもう みんな 芸人が喜んでますよ。 漫才のほかにねタップダンスやったり今日は ジャズやろう。 うちの相棒は アルトサックスを25年ぐらい前からやってるのよ。 漫才師が持つような楽器じゃないです。 大衆芸能の漫才師が 人様の前で45万とか 800万円とか…。 それを ネットオークションで1万2,000円で落として。 ネットオークション便利やからね。 アフリカゾウ…。 これ 紛れもなくアフリカゾウです。

このままですと おぼん・こぼんいい加減な漫才で終わりそうでございますんで最後に 今から50年前にアメリカのラスベガスという所で会得してまいりました楽器演奏ご覧頂きましてお別れさせて頂きたいと思います。 レディース アンドジェントルメン…。 それではすばらしい楽器演奏でございます。 え~ おなじみのところで失礼を致しますがよく 貧乏長屋が落語の中では舞台になりますが。 貧乏長屋の何だの いってな。 じゃあ 長屋一列になりまして上野行って グル~ッと花見て 帰ってくるんですか?」。

そいつで毛氈 突っ通して切りだめを真ん中に入れてゆらゆらしないようにして今月と来月 2人で担いでな。 ハハッ 花見行く格好じゃねえけどね。 ええ?あの下にいりゃあねみんな 上で本物を飲んだり食ったりしてますから何かの拍子にゆで卵がコロコロ コロコロ…転がってきたら 私が食うから」。 じゃあ いい所へ 毛氈を敷きな」。 「へい 毛氈…。 あれ? おい 毛氈がいねえな。 お~い! 毛氈持っといでよ!ここだよ 毛氈! 毛氈だよ!」。 当人は毛氈持ってる気はねえんだ。

「大家さん。 いや 大家が見て うるせえから。 長屋中 みんなやらなくちゃいけねえんだ。 ねえ 大家さん。 予防注射とおんなしで」。 「大家さん 私 下戸ですから要りません」。 「おい あいつ 下戸だったかい。 下戸でも 飲みいい酒だよ」。 『近頃 練馬にもかまぼこの畑が少ない』ってね。 じゃあ 俺 食うから みんなで威勢よくな 声上げてくれ。 「『酔え』?『酔うな』ってのは あるけど…いえ 分かりましたよ大家さんが そう言うんならね。 じゃあ 一応形にならなくちゃいけねえからちょっと これ。

歌舞伎界から中村吉右衛門さんです。 吉右衛門でございます。 もちろん… 養子に僕は出されてるんですけど養子に出た時から吉右衛門を継ぐ事は決まってたんですけども実感的に感じたのは10代でございますね。 10代の頃から吉右衛門 継がなきゃいけないんだという事になって。 吉右衛門という名前は 本当に今 おっしゃったように古風というか…。 それで 吉右衛門なんて この年でそんなもん似合わない…。 初代の吉右衛門という方は舞台は ご覧になった事…。