北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、北の最高指導者としては初めて、軍事境界線を越えて韓国側に入ります。 世界が注目する中、先ほどご指摘がありましたように、初めて北朝鮮の最高指導者が、38度線の南に来るわけですから、その立ち居振る舞い、一挙手一投足に関心が集まるし、私も注目しておりますし、とりわけムン・ジェイン大統領と年齢差がかなりある、そういう関そしてアメリカのトランプ大統領も、この会談を注視しています。
平岩さんは、こうした見方をどうご覧になりますか?去年の後半から国連の決議による経済制裁、かなり厳しいもので、一般の人たちの生活に影響が出始めているということも事実なんだろうと思うんですけど、それよりもやはり北朝鮮は、核・ミサイルを手に、アメリカに届く核・ミサイルを手に入れて、核武力を完成させることで、自分たちが安全を維持できるし、それを前提にアメリカと交渉できるというふうにこれまで考えてきたわけですし、去年の10月以降ぐらいから、徐々に核武力の完成ということを宣言して、対話に乗り出すという、そんな雰囲気が
ただ、ムン大統領は、あすの南北首脳会談で、ムン大統領は、共同宣言文にキム委員長の非核化の意思を明確に盛り込むことで、今後の米朝首脳会談につなげたい考えです。 ただ、その議論というのがそのまま共同宣言に、全部影響されることは恐らく無理なので、恐らく共同宣言には、北朝鮮のキム・ジョンウン委員長の名前で、非核化の意思というものを確認をして、共同宣言に文書として明記をする。
トランプ大統領がここまで北朝鮮問題での成果にこだわるのはなぜなんでしょうか。 交渉に至る過程で、北朝鮮の核の放棄に真剣さが足りないと大統領が感じれば、会談そのものをキャンセルする可能性は、十分ありえます。 南北首脳会談のあと、いよいよ世紀の米朝首脳会談に向けて、アメリカ、北朝鮮両国の駆け引きは、一段と厳しさを増すことになります。 米韓と連携して、北朝鮮に対して非核化を求めている日本ですが、この南北首脳会談で、この拉致問題も取り上げられるということになっていますけれども、今、どんなことを期待されていますか。