なして香山の子が永津野の山に?人狩り…。 いげません 朱音様!香山のもんを かぐまった事が弾正様に知れだらどんな目に遭うが…。 では 人狩りというのは?香山領内に逃げ込んだ村人たちを捕らえ連れ戻すようになったのです。 弾正は香山の領民まで勝手にさらいこの永津野に 無理やり連れてくるようになったのです。 もとは永津野の方ではないのですか?朱音様も兄様の弾正様も故郷は上州と聞いております。 永津野へいらっしゃる前の事は分がりません。 これは永津野のためだ。
お前様!庄屋殿!では 国境を守る番所に伝えでおぎましょうか。 香山領内の仁谷村が…。 それより香山領内の仁谷村が得体の知れぬ大きな獣らしきものに襲われました。 朱音殿! 庄屋殿!うわ~!助けてくれ!助けて!あの声は 圓秀殿。 よくない! あれは 私の宝だ!早く表へ!圓秀殿?死ぬ気か!?まさか。 怪物をこの目で見て描かぬ限り 死ねるものか!圓秀殿!崩れます! 行きましょう!ああ!あの中へ!庄屋殿。 絵描き殿!圓秀殿! 圓秀殿!圓秀殿!だから 共に逃げようと言ったのに。
我が妻 音羽を生け贄として怪物にささげる。 あなたは 蓑吉のおじいさん?私たちも 怪物に襲われ逃げてきたところです。 クソ… あの怪物香山を守んのが務めだべに。 香山と永津野は長い間 いがみ合ってきた。 香山の殿様は 永津野と戦うために呪いの力に頼る事にした。 だが 太平の世になって怪物は無用のものどなっちまった。 どういう事ですか?絵馬を盗んだ者は香山に立ち寄った絵描きらしいとの事です。 やあ~!貴様らに 我々の無念さは分かるまい!香山を守るために怪物を作った。
怪物だ~!行くぞ~!オ〜!小夜… 小夜がいない。 小夜様!小夜! 小夜!小夜様!小夜!はあ はあ…。 おせん!加介さん 逃げで! 逃げで!逃げで!加介さん!こっちだ!怪物 かがってこ~い!加介さん!逃げるぞ!加介さん!早く逃げろ!小夜!小夜様!小夜様!小夜!小夜様!小夜!小夜様!小夜様!小夜!小夜様!小夜!小夜!小夜様!小夜…。 あらがえん!宿命? 怪物を目覚めさせそれを操って兄様は何をなさるおつもりですか?香山の者どもを根絶やしにする。