これでわかった!世界のいま ▽米朝会談決定で日本は▽核合意離脱米の思惑

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この番組のまとめ

米朝首脳会談、6月12日、シンガポールということになりました。 岩田さん、米朝首脳会談直前の今回の日中韓の首脳会議ですがまず成果はどう見ますか。 6月12日には史上初となる米朝首脳会談が決定したわけです。 この南北首脳会談後なんですがムン・ジェイン大統領は安倍総理に電話で詳細を説明しました。 また安倍総理大臣はトランプ大統領と電話会談を行いました。 安倍総理大臣と習近平国家主席との電話会談なんです。

これまでにもヨーロッパなどから日本にトランプ大統領への説得を依頼された場面がありまして今回も事態が急変した場合は説得役を担わなければなりません。 日本としては米朝首脳会談に向けて北朝鮮から前向きな対応を引き出すため中国、韓国、アメリカそれぞれと連携を続けることになります。 つまり日本の立場はムン大統領を通じて北朝鮮側に伝えられている。 この過去の清算ですが1965年に韓国と結んだ日韓請求権・経済協力協定を参考に北朝鮮も日本に対して支援を求めてくる可能性は高いとみられます。

日本にとっては大きく関係ある話わけで国際社会はトランプ大統領に対し考え直すように促してきたんですが、それを振り切ってトランプ大統領は離脱を決断したんです。 オバマ大統領にとっても歴史的な外交成果と言われていますが、これがトランプさんにとってはおもしろくないわけです。 オバマ前大統領の成果といいますと例えば医療保険制度改革のオバマケアだったりTPP貿易協定だったりそして地球温暖化対策のパリ協定などがあります。

トランプ大統領自身、根っからのイラン嫌いと感じますがそれがさらに支持者へのアピールとなるのはそもそもアメリカ人の中にイランへの不信感が根強いからなんです。 一方でトランプ大統領はイラン核合意から離脱したことを北朝鮮へのシグナルにもしようとしています。 実際、イラン核合意から離脱したあとトランプ大統領側近の安全保障担当、ボルトン補佐官はこれは北朝鮮に対するメッセージ疑問符がついています。

保守強硬派、今後ヨーロッパとの協議、1か月と区切って仮に成果がなければ核開発を再び加速しなければならないということロウハニ政権に要求するなど今、発言力を強めています。 保守強硬派の代表格が最高指導者の親衛隊である革命防衛隊という精鋭部隊です。 イランの安全保障から経済まで強い影響力を持ち、核開発にも関わっているとされています。 そして革命防衛隊ですがイランの周辺国へも影響力を及ぼしているんです。 アメリカと緊密な関係をイランとイスラエルとの間で軍事衝突が起きているんです。