歴史秘話ヒストリア「ご存じですか?観応の擾乱 武士の世をつくった兄弟ゲンカ」

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この番組のまとめ

「兄上」と呼ばれた少年は後に 室町幕府 初代将軍となる足利尊氏。 そして 「副将軍」として尊氏を支えた 弟・直義と足利家一番の重臣高師直。 大体 武士の家っていうのはほとんどの家が大体 南北朝 足利尊氏の時代から始まっている家が非常に多いんですね。 観応の擾乱は足利尊氏と直義がこの 南北朝の対立のさなかに起こした戦乱でした。 おう!1336年 足利尊氏は弟・直義や 高師直と共に一方 尊氏たち3人はそれぞれの役割を果たし争いを裁く裁判官の役目までこなしました。

驚いた直義は味方を集めますが師直には対抗できず 劣勢に。 師直の要求は自らを陥れた直義の腹心たちを引き渡す事。 師直の求めに 直義は…。 大可島は当時 直義の養子足利直冬が城を築き 住んでいた場所。 直義はそれと組むという禁断の手を使ってまで師直を討とうとしたのです。 そして尊氏・師直と南朝についた直義・直冬が戦う観応の擾乱その第一幕が始まったのです。 思いも寄らない展開に直冬を討とうとしていた尊氏と師直は急ぎ 京を目指して反転します。

直義は これまで幕府が支えてきた北朝と今回 手を組んだ南朝。 意気消沈した直義は政治への関心を失っていきました。 南北朝統一を期待していた人々の失望は大きく幕府の危機に将軍・尊氏が立ち上がります。 尊氏は 誤解を解こうと使者を送りますが直義は従いません。 幕府を仕切ってきた足利直義と将軍・足利尊氏の全面対決。 尊氏は 北朝を廃し南朝のみが皇位を継ぐ事に合意しました。 尊氏は 直義の優位に立ちます。 出陣いた~す!交渉成立の翌日尊氏は鎌倉に向け出陣しました。