あの日 あのとき あの番組「春 新緑の大地 北海道へ」

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この番組のまとめ

♪~今日は 北海道のほぼ中央にある上川町に来ています。 そして北海道の自然を撮り続けている写真家の井上浩輝さんです。 もう 今の時期ですとこの やさしい緑色の新緑そして 風はひんやりとしているんですけど太陽の日ざしが心地よくてまた 北海道の大地って広いじゃないですか。 札幌出身で写真家になりたいと思った時にやはり 自然の中で撮りたいと思って 移住をしてそこで 写真家になってしまったんですね。 でも この季節は もうねここで今しか見られない景色があると写真家としては撮らずにいられないんじゃ…。

やがて 母親には次の子どもを宿す季節が訪れカムイから離れていきました。 カムイは母親に頼らず生きていく力を身につけられるのでしょうかまだ マスを捕る事のできないカムイにとっては チャンスです。 母親と別れて半月カムイは ついにマスを捕る技を身につけたのです。 井上さんは どの映像が印象に残りましたか?僕は やはり 長い冬を越えてようやく こう 緑が出てきてそれが 一気に こうたくさん増えてその中に 幸せそうな動物の姿が出てくるっていうのが もうこっちまで うれしくなるようなそんな風景ですよね。

大雪山系の短い夏を見つめた1985年放送の「NHK特集」です。 その大雪山の中腹には日本とは思えない風景が続いています。 NHK旭川のスタッフの人たちが撮影のため 最初に大雪山に入ったのは7月初めとの事です。 大雪山系の南に広がるなだらかな斜面は日本一の お花畑です。 氷河期の氷が日本まで広がってきた時氷河期の生き残り高山植物たちが今も残っているのは日本では 中央アルプスや南アルプスなど 数か所あります。 しかし 最も広いのはこの大雪山系です。

コヒオドシと呼ばれるこのチョウは山の麓で生まれ 数千頭の集団で1,800メートルもあるこのお花畑へと押し寄せてくるのです。 なぜ コヒオドシが「この時」を知るのかは分かりませんが花の満開の日とコヒオドシがここに押し寄せてくる日とは奇妙に一致するのです。 今年も この日 17日がコヒオドシの移動のピークでした。 お花畑の満開を待っていたのはコヒオドシだけではありません。

しかし 同じ花の おしべとめしべが ついたのでは近親結婚になってしまい優れた子孫を残せないばかりか実を結ばない事もあるといいます。 そんな近親結婚を避ける知恵も花たちは身につけていたのです。 こうして ミヤマリンドウはおしべと めしべの熟す時期をずらしその上 お互いに離れていく事で受粉できなければ子孫を残す事ができません。 タイセツタカネヒカゲは身を横たえ吹き始めた秋風をやり過ごしています。