アメリカの最大の目的はやはりこちら、北朝鮮の核・弾道ミサイルを巡る非核化です。 またキム委員長も国内での求心力を高めるためにも経済に力を入れている北朝鮮としては非核化に段階的に応じ、そのつど経済的な支援などの見返りを得たい考えだと思います。 そしてそれを表すのが北朝鮮の立場なんですが非核化ではなく保証を意味するＧｕａｒａｎｔｅｅの頭文字です。
アメリカと北朝鮮は南北の軍事境界線があるパンムンジョムでの実務者協議などを通じて作業を進めてきたわけなんです。 一方の北朝鮮としてもアメリカの大統領との初めての直接交渉は大きなチャンスであるとも言えます。 先週、トランプ大統領の腹心であるポンペイオ国務長官がＮＨＫの単独インタビューに応じたんですが、この中で非核化に向けた期限については米朝のトップどうしで話し合うという見通しを示しています。 それだけやはり北朝鮮の非核化は非常に複雑で途方もなく大変な作業なんです。
つまり、北朝鮮としては韓国に対するアメリカの核の傘の排除ですとか在韓米軍の縮小や撤退使えなくしたり核開発計画を申告したりするなど、少しずつ非核化に向けた取り組みを進めてそのつど経済制裁の解除などの譲歩をアメリカから引き出したい考えです。 研究グループでは北朝鮮が弾道ミサイル開発の一部を停止する兆候なのかんですか？弾道ミサイル特にＩＣＢＭですがアメリカにとって深刻な懸念材料で首脳会談でも議題に上る見通しです。
朝鮮戦争が終わりましてそしてアメリカと平和協定のようなものを結ぶとそして最終的には国交を正常化すると、そして双方に大使館を設置するなどすれば北朝鮮としては攻撃されないというような安心感を得られるわけです。 一方、アメリカにとっては朝鮮戦争の終結は何かメリットがあるんですか？トランプ大統領にとっても非核化はやっぱり非常にハードルが高いですが、それに比べると朝鮮戦争の終結はそれに比べて簡単であると思います。