アメリカの産業や人々の暮らし、そして世界経済まで幅広く見続けてきました。 トランプ大統領がアメリカに入ってくる輸入品にかける関税を次々と引き上げているんです。 こちらがアメリカによる関税措置。 トランプ大統領がアメリカに輸入されてくる鉄鋼には25%、売れるようになってアメリカの工場は忙しくなり働く人も増えるだろうというのがそもそものねらいでした。 鉄鋼やアルミニウムというのは自動車などにも使われますしこの鉄やアルミにアメリカが関税をかけたことに対して中国はすぐさまやり返しました。
日本からアメリカへの輸出額のグラフなんですけれども実に輸出の3分の1以上は自動車なんです。 しかしトランプ大統領は鉄鋼、アルミと同じようにアメリカに入ってくる輸入車にも高い関税をかけることを今、検討しているんです。 そうなれば自動車メーカーですとか自動車の部品を作るメーカーも日本国内の仕事がぐっと減ってしまうかもしれません。 先ほどハーレーへのケースで見たことと同じようなことが日本でも起こりうるということですが、いろいろな国の反感を買ってまでトランプ大統領は何を目指そうとしているんでしょうか。
なのでアメリカの技術を奪う中国を関税で懲らしめるということになるんです。 アメリカと中国の間の対立ということになりますね。 青がアメリカ、黄色が中国、日本は赤、あくまでもイメージです。 こうした産業用ロボットは中国はアメリカに輸出するとき関税が邪魔をしてアメリカでは割高になってしまいます。 中国から輸出されるいろいろなハイテク製品はアメリカの企業が世界中から部品を集めて中国の工場で組み立てて輸出しているものも多いんです。