遺体は 直ちに捕盗庁に移し検視係に あらためさせる。 その後 あの者が なぜ突然自害したのか 理由を知るため典獄署の役人から 聞き取りを行う。 かぶり物をそれで… 自害ではないという根拠は何だ?あのイ・ミョンウは 自ら首をつっては いません。 念を押すが イ・ミョンウは 自害した。 回想典獄署から イ・ミョンウが自害したと知らせが来るでしょう。 あ〜 それとコン・ジェミョンの商団のほうにはイ・ミョンウが死んだと伝え口止めしておけ。
ところで イ・ミョンウ様は何だって 自害したんだ?あれだけ 金もあって恵まれた人なのに。 なぜ あのような指示をされたかお聞かせ願えますか?承知のとおり旦那様は 今 典獄署で屈辱と苦労を強いられている。 一刻も早く 旦那様を典獄署から お救いしたい。 今回の件が 関わりあるのですか?典獄署から出せるのは大妃様ひとりしか おらぬ。 そして イ・ミョンウの死はこれまた 実に好都合である。 ミョンソンが なぜ 母上に毒を盛らねば ならんのだ?そんな毒薬どうやって 手に入れる?まずは 本当に毒かこれで 大丈夫だ。
実は ミョンソンが ユン・ウォニョン様の屋敷の人と会っていました。 あ… はい ユン・ウォニョン様。 私は ユン・ウォニョンだ ユン・ウォニョン。 ユン・ウォニョンの口から チョン・ナンジョンと兄貴が ぶつかってる話が出て。 何だ 急に どうした?「どうした」だと?とぼけるんじゃない!言っておくがな この俺はユン・ウォニョンに こびへつらうためにここに入ったんじゃない。 ユン・ウォニョンの世話係は 御免だ!あ~ それ? 分かった 分かった。
どうであった?チョン・ナンジョンは ユン・ウォニョン様が投獄されて以来 食を絶ち寝込んでいるそうでして。 こちらから 医師を遣わしチョン・ナンジョンの様子を診させよ。 実はね今 ユン・ウォニョン様がいます。 チョン・ナンジョンは なぜ 奥様を?母上はユン・ウォニョン様の 正妻だ。 俺は ユン・ウォニョン様の庶子だ。 俺の縄張りを荒らしやがって!誰です?誰って 俺様は チョンドンだ!お前こそ 誰だ。 あいつら よくも!あ~!あっ チョンドン。 チョンドン!鼻血が出てるじゃないか。
おそれながら今 この事態を収め平穏を取り戻せるのは旦那様しか おりません。 旦那様が 大妃様のお心を乱したのは 間違いありません。 ですが 危機において 誰より頼りになるのは 旦那様です。 今は とにかく旦那様に お任せください。 事が大きくなる前にどうか 旦那様を ご重用ください。 この危機に ユン・ウォニョン様はどちらに おいでですか?食事だ。
あの イ・ミョンウが 謀反を主導なんて。 なぜですか?典獄署で死んだ イ・ミョンウと外で会っていた事は分かっている。 義禁府では 逆賊 イ・ミョンウの資金で謀反をたくらんだ者たちが尋問を受けている。 お前もイ・ミョンウとともに謀反を企てたであろう!イ・ミョンウ様が 逆賊?なぜ あの方が 逆賊なんだ。 イ・ミョンウは 謀反に加担した事を自白した。 回想実は イ・ミョンウですが自害ではなく殺されて 自害に仕立てられたのです。