五木さんご自身の古賀メロディーとの出会いというのは いつごろなんですか?そうですね… 私 あの5歳ぐらいの頃からまあ 当時 ラジオから流れてくるいろんな流行歌を聴きながらそれを何か好きになっていって自分の歌を自分で伴奏したくなりましてねそれで ギターを弾きたくなってそして中学に入った時に まあ友達からギターを借りてですねそして そのギターを初めて弾いた時のそれであのイントロが弾きたくてそれを一生懸命勉強したっていうのが もう古賀メロディーとの 一番最初の大きな出会いでしたね。
昭和15年の東宝映画「春よいづこ」では「なつかしの歌声」が主題歌となり青年音楽家にふんした藤山一郎と共に作曲者の古賀政男自身も出演しました。
古賀政男と西条八十のコンビは戦前 戦中にも いくつもの名作を生んでいますが何と言っても 戦後の活躍ぶりは目覚ましく黄金時代を築きました。 この「麗人の歌」は昭和21年の東宝映画同じ年の大映映画「或る夜の接吻」は若原雅夫 奈良光枝の主演で最初の接吻映画として話題を呼びました。 先生に この曲を頂きましたのは昭和23年でございますが「近江ちゃん 君は 今『山小舎の灯』とか数知れぬ名曲を生み続けた古賀政男の歩み。
改めて 古賀メロディーのすばらしさと同時に古賀先生もおっしゃってましたけれどやっぱり 歌というのは詞なんですね。 でも これが200年 300年 400年と続いていくその今もう 既に古賀メロディーというのはですね日本の古典というクラシックといえるべき僕は 歌ではないかと思いますね。 五木さんは 2003年古賀さんの生誕100年を記念して全曲 古賀メロディーでつづったコンサートを開いていらっしゃいますけれどもその時に 一曲一曲丁寧に歌われて改めて古賀メロディーの奥深さをお感じになったという事ですけれども。
それが 古賀メロディーを取り上げて 歌う時の外国へ コンサートへ行ったりする時にですねこの名曲はどのように生まれたのかこれね 私レコードに入れてあげようか」ってこうおっしゃるんですよね。 この誕生秘話聞かれていかがですか?まあ 先生ご自身が詞を書かれるっていうのは大変珍しいといいますかそう多くはありませんのでね。 だから 藤山先生のような日本語が とても美しい。