その中で、けさ、避難してきた70代の男性に話を聞くと、前回ののうは友達に手伝ってもらって、半日かかって側溝を片づけたため、奈良県では記録的短時間大雨情報が相次いで出されました。 この時間は、中国地方と四国に、台風本体の発達した雨雲がかかり、午前10時までの1時間には、広島県が福山市に設置した雨量計で26ミリ、午前10時20分までの1時間には、愛媛県新居浜市で20ミリの、いずれも強い雨を観測しました。
台風12号の接近、通過に伴い、土砂災害が起きるおそれがあるとして、今月の豪雨災害で被害が出た地域で、新たに避難指示や避難勧告が出されています。 気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、川の様子を見に行くことなど、危険な場所に近寄ることは絶対にしないよう呼びかけています。 岡山県内の自治体は、避難勧告や避難準備の情報を出しています。 四国地方では夕方にかけて、局地的に非常に激しい雨が降る見込みで、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
このあと1時間後、どうなるかといいますと、午後2時になりますと、引き続き愛媛県大洲市付近で雨が強いでしょう。 さらにこのあとですけれども、午後4時にかけて、福岡県、大分県、局地的に激しい雨が予想されています。 さらにこのあとの雨の予想ですが、午後5時、引き続き九州北部、大分県や福岡県を中心に激しい雨となりそうです。 なぜ、台風の中心が西日本、今中国地方にあるのに、広い範囲、東日本にかけて大雨になっているかといいますと、このように通り過ぎた地域も湿った南風が吹いて、山にぶつかっているからです。