♪「いつだって」♪「本当は知っている」♪「すれ違って」♪「また 交差していく」♪「Ａｈ 色とりどりの世界で今」♪「キミ色に染まっていく」♪「Ｈｏｗ’ｄ ｙｏｕ ｇｅｔ ｉｎｔｏｍｙ ｈｅａｒｔ？」♪～お母様にきつく言われまして…。 それでそれで？ 撫子は何で 出雲屋へ来る事になったの？わたくしの持ち主 早苗様の母上であるおたつ様のご意向でございます。 これからは 勝三郎様を支えこの蜂屋家をもり立てていかねばなりません。
お紅様？はいはい！一目ぼれのお紅様でございますね。 早苗様とお紅様が…。 そうだ 清次 早苗様のところへ行ってくれる？勝三郎様に招かれた お茶の席に持っていく扇子を頼まれていたのよ。 早苗様 どうも お母様とうまく いってないみたいなの。 勝三郎様とはしばしば お会いになられているのでございますか？はい。 はい？出雲屋さんに根付を見つけて頂いて以来なぜか 分かりませんが…その…少し 勝三郎様が 頼もしく思えるようになりまして…。 心の声姉さんの「一目ぼれ」の相手について聞いてもよいのだろうか…。
損料屋さんに扇子を頼んだのも私に反発して道具を借りるだけで 済ませようとしているのかと思って つい…。 早苗様も お使いになるうちにご婦人向けの道具の良さもお分かりになりますよ。 回想早苗様 どうも お母様とうまくいってないみたいなの。 もしかして 蘇芳の人じゃない？蘇芳の人は江戸にいないはずであろう。 蘇芳の人といってもどれぐらい前の話だ？女心と二日目の煮物と言うではないか。 お紅の相手が蘇芳の人だと思う者は？あの～…。