ささげます清らかな水は長崎市内江平の穴弘法奥の院の水をはじめ西町、西山、三ツ山など被爆者が求めた長崎市内東西南北の水と「平和の泉」の水です。 被爆者代表・溝浦勝さん高校生代表・菅藤優さん中学生代表・増浦華さん小学生代表・大倉佑太朗さんです。 去年、長年にわたり被爆者運動をリードしてきた谷口さんの思いは世界で受け継がれています。 一方で、唯一の戦争被爆国である日本では、被爆者の平均年齢は、ことし82歳を超え、被爆者なき時代が近づいています。
2010年代に入り、国際政治の場において、被爆者が目の黒いうちに届けたいと願った、核兵器廃絶への道筋が見えてきました。 ところが、被爆者の苦しみと核兵器の非人道性を、極めて残念でなりません。 真に核兵器のない世界を実現するためには、被爆の悲惨な実相の正確な理解を出発点として、核兵器国と非核兵器国、双方の協力を得ることが必要です。
私の軍縮アジェンダは、核兵器による人類滅亡のリスクを減らし、あらゆる紛争を予防し、武器の拡散や使用が一般市民にもたらす苦痛を削減するため、現在の世界で具体的な行動を打ち出すものです。 核兵器廃絶に向けた世界的な流れを加速させるためにも、非核化の具体的な道筋が、一刻も早く示されることを期待しております。 被爆の実相に触れ、核兵器の非人道性を理解していただき、核兵器廃絶に向けて共に議論し行動していただくことを切に願っております。