体操協会は近く第三者委員会を立ち上げ今月中にも調査結果をまとめたいとしています。 この体操協会の選手強化の問題、どうご覧になりました？ご覧になっている方は、体操協会が異常なんではないかと思われるかもしれませんけれども、私が見たかぎり、こういった空気感というのは、スポーツ界によくあることだというふうに思います。 それがどういうことかというと、プロジェクトの権限を握っている塚原本部長が、選手の選抜ですとか、あるいは海外派遣とか、意図を持ってやってるはずなんですけれども、それの説明が十分になされていなかった。
ことしに入って、スポーツ界でパワハラなどの問題、相次いでいるわけなんですが、こちら、１月にはレスリング協会で、伊調馨選手に対する栄強化本部長のパワハラが告発され、そして５月には、日大のアメフト部で悪質タックルの指示がありました。 ほかにも、ボクシング連盟、そして今回の体操協会と、これ、すべて、内部告発や選手自身の告発で問題が表面化するという、異例の事態が続いているんです。
さあ、その成果なんですけれども、改革を進める中、迎えた２０１６年のリオデジャネイロオリンピックでは、男子の全７階級でメダルを獲得しました。