NHKスペシャル「緊急報告 北海道激震」

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この番組のまとめ

東日本大震災でも起きなかった大停電いわゆるブラックアウトが発生。 そこに追い打ちをかけた今回の地震は何を突きつけているのか?NHK取材班は震度7を記録した厚真町に入りました。 地震発生の翌日。 地震発生直後身の危険を感じた、この男性は避難をするため車を外に出そうとしました。 今回、土砂災害を引き起こした地震の揺れには大きな特徴があることを突き止めました。 この1か月北海道一帯では例年より雨が多く厚真町周辺の降水量も35%多くなっていました。 大地震による土砂災害を一層、拡大させるおそれのあるハロイサイト。

今回は胆振地方の内陸部でブラックアウトも発生しました。 全国で見ますと、ことし発生した震度5弱以上の地震はあわせて10回あったんですがいずれもプレート境界や主な活断層で起きたものではありませんでした。 池谷今回の地震による土砂災害の特徴として私、斜面崩壊のパターンを挙げたいと思います。 高橋今回は地震と雨が重なったことによる複合災害のリスクというのが指摘されていましたけどこの点は、どう考えますか?池谷そういう意味では地質がもろい火山噴出物の地域であったことそこに事前に雨があったこと。

地震が起きる直前赤くなっている4か所の火力発電所が北海道の全域に電力を供給していました。 それが今回地震が発生したことで発電量の半分以上になっていた苫東厚真火力発電所が自動停止。 その結果、北海道全域でブラックアウトが起きてしまったのです。 では、取材に当たったそして、ブラックアウトの鍵を握っていたのが周波数です。 周波数が乱れるとほかの火力発電所のタービンが壊れてしまいます。

そういった意味でこのようなブラックアウトは現実に起こった大規模なブラックアウトが起こったということで非常に驚いております。 先ほどお伝えしたように日本全国、どこでもこうした地震が起こる可能性があるという今ですねブラックアウトというのはほかの地域でも起きるリスクはあるんでしょうか。 加藤そのような大規模な供給力が失われてしまうとこれはブラックアウトを起こす可能性がないとはいえないと思います。