これでわかった!世界のいま▽シリア内戦はどうなる?反政府勢力に総攻撃も

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この番組のまとめ

先ほども説明したとおりアサド政権側にロシア、反政府勢力側にアメリカがついて支援していたというふうに説明したんですが、一歩引いて?まず中東と言えば、石油というイメージがあると思いますがシリアという国にはそれほど大きな油田はない、隣のイラクのようにアメリカが利権として持っているような当時のフセイン政権を倒しました。

そのロシアは内戦後を見据えた動きもすると、経済の面でアサド政権とロシアが連携を深めているという実態が浮かび上がってきたんです。 内戦でみずから地面に降りて積極的に支援してくれたロシアですからアサド政権を支持する人にとっては助けに来てくれた恩人のような存在ですのでロシアの人気、高まっていると言えます。 そしてこのシリアで着々と足場を固めるロシアをアメリカは今、指をくわえて見ているしかないという状況なんです。 さらにアメリカにとって悪いことにシリアの内戦ではアサド政権側にもう1か国、強力な助っ人がいるんです。

その同盟国として大切なイスラエルを守らなきゃいけないこの状況をどうするんだとアメリカはせっついているわけですが、アメリカとしては本格的な介入は避けたい。 これまでアメリカと一緒になって反政府勢力を支援してきたのがトルコなんです。 応援席から降りてこないアメリカではなく、敵対する勢力を支持している立場ではあるんですが一緒に内戦を地面で戦っているロシアやイランとイドリブの総攻撃をどうするか、内戦をどう終わらせるのかということを実質的な相談を始めているんです。