ニュース「台風24号」関連

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この番組のまとめ

台風は、きょう夕方から夜にかけて、四国や近畿にかなり接近して、上陸するおそれがあり、各地で記録的な暴風や高潮になるおそれがあります。 この高岡町地区には、全域で避難指示が出されていますが、NHKでは、雨が収まってきていることなど、取材場所の安全を確認したうえで撮影しています。 非常に強い台風24号は午後3時には、高知県足摺岬の南60キロの海上を1時間に45キロの速さで北東へ進んでいると見られます。 鳥取県、愛媛県、それに徳島県では、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

7月の西日本豪雨で大きな被害が出た宿毛市は、午後2時23分に、市内全域の1万149世帯2万647人に避難勧告を出しました。 このほか、全域に避難勧告が出ているのは、室戸市と仁淀川町、東洋町、梼原町、それに大川村です。 また高知市沿岸部の長浜、浦戸、春野東、春野西、安芸市の沿岸部の下山、伊尾木、穴内地区、それに南国市沿岸部の十市、浜改田、前浜、久枝地区にも避難勧告が出ています。 画面の中央、高知市の南西の沿岸部で、灰色の柱のような雲が左から右に移動していく様子が確認できます。

宇和島駅によりますと、きょうはJR四国管内、終日の運行、運転見合わせが決まっています。 全日空が松山と羽田、大阪、中部、それに沖縄を結ぶ合わせて33便、日本航空が松山と羽田、大阪、それに福岡を結ぶ合わせて17便、ピーチ・アビエーションが松山と関西を結ぶ2便、ジェットスター・ジャパンが、松山と成田を結ぶ4便、日本エアコミューターが松山と鹿児島を結ぶ2便です。

台風の接近に伴い、午後2時までの1時間に、国土交通省が三好市に設置した雨量計で51ミリ、県が上勝町に設置した雨量計で51ミリ、国土交通省が那賀町に設置した雨量計で50ミリの非常に激しい雨を観測しました。 台風の接近に伴い、県内では午後3時現在、鳴門市や那賀町など10の市町村の全域、または一部に、避難勧告が出されているほか、それ以外の全域に避難準備の情報が出されています。

避難勧告は速やかに避難するよう促す情報です。 避難勧告が出たら、自治体などが用意する避難所や、安全な場所に、速やかに移動してください。 このほか県内では、現在避難勧告が出されている地域以外の全域に、避難準備の情報が出されています。 そしてすでに避難した方は、避難指示、避難勧告の出ている間は避難を続けてください。 東海道新幹線は、午後5時前に到着する列車を最後に、すべての列車の運転を取りやめることを決めました。 また山陽新幹線も新大阪と広島の間で運転を見合わせています。

この時間、中国、九州、四国で、土砂災害の危険度が高くなっています。 こういった所では、土砂災害の危険度が極めて高くなっていますので、斜面にひびが入ったり、あるいは斜面から石が落ちてきたりすると、土砂災害の前触れですから、早めに避難してください。 特に東海地方、台風の接近と満潮の時刻重なりますので、伊勢湾、そして三河湾などで記録的な高潮となるおそれがあります。 非常に強い台風24号は、この時間、中国地方に最も接近していて、山口県下関市では、広島市中心部から車で20分ほどの広島港です。

県内では全域が強風域に入り、各地で風が強まっていて、気象台は暴風や高波、それに土砂災害に警戒するよう呼びかけています。 また各地で断続的に雨が降り、午後3時までの48時間に降った雨の量は、山口市阿東徳佐で187.5ミリ、山口市阿東篠生で184ミリと、それぞれ平年の9月1か月分の90%近くに達しました。 このほか在来線は、山口線、宇部線、小野田線、美祢線、岩徳線が全線で、また山陰線が島根県の益田と幡生、長門市とせんざきの間で、さらに岩国市の錦川鉄道も始発から全線で運転を見合わせています。

鳥取地方気象台によりますと、台風は速度を上げながら北東に進み、まもなく鳥取県に最も近づく見込みです。 県内はすでに各地で100ミリを超える雨が降っていて、午後3時までの24時間に降った雨の量は鳥取市鹿野で163ミリ、大山で159ミリなどとなっています。 これまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高まっているとして、鳥取市北部と岩美町、非常に強い台風24号はこのあと、今夜の初めごろにかけて、岡山県に最も接近する見込みで、この時間、岡山県のほぼ全域が強風域に入っています。