さらにあすにかけて、西日本から北日本にかけての太平洋側を中心に、高潮になり、特に東海では、今夜からあす未明にかけて、昭和34年の伊勢湾台風で観測した最高潮位に匹敵する記録的な高潮となるおそれがあり、堤防を越えて浸水の被害が出る危険性があります。 またこれまでの雨で、各地で土砂災害の危険性が非常に高まり、鳥取県、愛媛県、徳島県、香川県、奈良県、三重県、島根県、京都府、滋賀県、兵庫県、長野県、山梨県、それに静岡県では、また午後10時半の時点で、次の川で氾濫の危険性が非常に高い、氾濫危険水位を超えています。
運転を取りやめているのは、小田急電鉄、京王電鉄、東急電鉄、西武鉄道の西武池袋線と西武新宿線。 また、各地で雨も強まり、いずれも午後10時までの1時間には、伊豆諸島で30メートル、最大瞬間風速は関東で50メートル、伊豆諸島で45メートルに達すると予想され、す。 気象庁によりますと、愛知県新城市作手高里で、午後10時50分までの1時間に、102ミリの猛烈な雨を観測しました。 では続いて、中部空港と愛知県蒲郡市から中継です。
浜松市南部には、大雨と暴風の警報のほか、波浪と高潮の警報も出ていて、舞阪町では今から3時間ほど前にまた浜松市によりますと、今のところ、高潮などによる被害の情報は入っていませんが、引き続き暴風や高波、高潮への厳重な警戒が必要です。 静岡県では、現在、一部が暴風域に入っていて、いずれも午後10時過ぎに、浜松市と御前崎市で33メートル、静岡空港で31.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
静岡市は土砂災害のおそれがあるとして、午後10時55分、あおい区の一部の2万9282世帯、7万687人に避難勧告を出し、避難を呼びかけています。 また国土交通省の岡山国道事務所によりますと、午後7時半ごろ、総社市種井の国道180号線に設置した監視カメラの映像で、すぐそばを流れる高梁川の方向から水が押し寄せ、国道に流れ込んでいるのを確認したということです。 大分県別府市にある、立命館アジア太平洋大学のキャンパス内で、きょう午後6時ごろに撮影された映像です。
JR東日本は、午後8時から、首都圏の在来線の全路線で順次運転を取りやめました。 午前0時には長野県付近、午前3時には東北南部付近、午前6時には岩手県の沿岸、そして、このあとは北海道の南東の海上を北東へと進む見通しです。 静岡県御前崎市では、午後10時58分に46.8メートル、静岡県浜松市でも41.9メートルと、大規模な停電などの発生するおそれもありますので、懐中電灯など、停電に備えてください。 静岡県や山梨県、長野県などで土砂災害の危険性が高くなっています。