なぜ 連れてきた!?この者は新たな昭格署の道流でオクニョと申します。 昭格署の道流?はい 奥様。 ねえ…オクニョよね? 典獄署の茶母の。 今は 奴婢ではなく昭格署の道流です。 いいわね!大妃様と チョン・ナンジョン様は民の心を動かすのに昭格署を利用するつもりだ。 どうなさいました?オクニョが 昭格署の道流として戻った。 とはいえ 昭格署の道流にすぎぬ。 オクニョが戻った。 昭格署の道流になったのだ。
ユン・ウォニョン様が 話したのですか?アハハ いやいや 私は 何も。 科挙に 多額の金を費やすのは大妃様にも 長官にも負担が大きいでしょう。 私は 捕盗庁を辞める気はありませんが できる範囲で秘密裏になんて できますか?難しくても 商団が軌道に乗るまではコン・ジェミョンと チョン・ナンジョンの商団が紙を買い占めます。
知ってます?回想以前 都で疫病騒ぎがあった。 宮殿の前には カラスの死骸が散乱し井戸の水が 突如 血に染まった。 この娘が オクニョです。 王宮殿の尚宮様だ。 東宮殿にお仕えしていた頃にそこを 私の養父に助けられ典獄署で 私を産みカビという方が私の… 母ですか?今後は 何か困ったら 私に言え。 ここはどなたの お屋敷でしょう?うん… イ・ジョンミョン様のお屋敷ですよ。 イ・ジョンミョン?今 イ・ジョンミョンと言ったか?はい。 オクニョが入ったのは確かに イ・ジョンミョンの屋敷です。
テウォン兄貴に会ったんだって?ええ…。 お前 テウォン兄貴の事誤解してるんじゃないか?私を 手伝ってほしいの。 隠れてないで とっとと来るんだよ!でも 兄貴。 大丈夫。 兄貴!チョンドン! この野郎!これは 何のまねだ。 ノコノコ来やがって 殺されたいか!兄貴 本当に すみませんでした。 これからは兄貴についていきます。 お願いします!兄貴。 言い逃れするな! 捕盗庁に突き出してやる。 都一の妓楼で 一番の妓生になれるよう 手を貸すわ。 あ~ 兄貴見てください ほら。
あ… はい 何か?お前が 前によこした宝石の付いた髪飾り… あれはどこで見つけた?えっ? チョンドクさんの執務室を 片づけていて…。 科挙をやれば さっき言ったとおり高値で買い占めた紙も必ず 売れてしまう。 近々 科挙が行われるのはご存じで?いや 科挙は まだ 王様の許しが出ていないのではないかな。 ハハハ ところで科挙が 何だというのだ?あの… 急に 科挙を行う理由を聞きました?それは きっと… 朝廷が人材を求めているのでは?それが どうやら違うらしいのです。