きょうは月に1回の中江有里さんのブックレビューのコーナーもありますが、まずはおいしいものからまいりましょう。 そして口当たりのいい絹豆腐です。 必ずもう一度中火で煮立たせてください。 レシピ、かんたんごはんのホームページや、ファックスサービスでご覧いただけます。 月に1度の中江有里さんのブックレビューのコーナーです。 イアン・マキューアン著、村松潔訳。 語り手はなんと、母親のおなかの中にいる胎児。 シェイクスピアの名作、ハムレットをモチーフに現代を舞台に繰り広げられる胎児版ハムレット。
武内さんがおっしゃった、胎児版ハムレッとというのは、本当、人物構成がほぼ同じということなんですね。 そこも読ませどころというかですね、ハムレットをもちろん、ご存じの方にも楽しめるし、そうじゃない方にもこのはらはらどきどきと、あとちょっとそこに、おかしみが加わってくるというのがこの本の非常に魅力なんですよね。 ハムレットはデンマークの王子ですけど、この胎児も男の子でね。
政治思想史、政治哲学がご専門なんですけれども、この中高生に5回にわたって特別授業を行った。 これ、かなり近代になってから入ってきたスタイルであって、かつては夫婦共働きであったとか、むしろ、大企業が普及してきた戦後のスタイルだということを、伝えてるんですよね。
かなり古生物学的な見方をしながら、読み解いていくっていうね。 ちょっとアカデミックでもあるんですよね。 かなり大型のレッサーパンダなんですけど、ちっちゃいかわいい立ったレッサーパンダのふうた君とはちょっとイメージ違いますけど、絶滅してしまった、1.5メートルぐらい、結構大きいですよね、本当に、私とあまり変わらないぐらいの。 本当に最後、この1冊はマニアックでありながら、エンタテインメントであり、そしてちょっとアカデミックでもあって、大人も子どもも。