自宅で最期を迎えようとしていた高齢者が救急医療の現場に次々と運び込まれています。 私たちが若い頃からっていうか子どもの頃から今夜 コロッと死ねたらどれほど楽だろうっていう人生の最期を迎える時にどう過ごしたいのかという調査に対してこういった 胃ろう 人工呼吸器といった多くの高齢者の方が受けられるようになったのがこちら 人工透析です。 今では 医療技術の進歩によって症状をコントロールしながら衰弱が進んだ高齢者でも透析を続けられるようになりました。
その延命医療についてですねここからは東京大学大学院の会田薫子さんにお越し頂きました。 先ほど 阿川さん おっしゃったようにこれは よいのか悪いのか延命医療って どちらなのかっていうふうに迷われる方とても多いと思うんですけど まず延命医療という言葉そのものには否定的な意味も 肯定的な意味もないんですよね。 延命医療っていいますのは 生存期間を延ばすための医療ということでこの延びた生存期間を否定的に捉えるか肯定的に捉えるかそれはご本人の生き方によるっていうことが言えます。
透析や胃ろうや人工呼吸器 この治療の中止ができるような時代になってきたと。 ここ数年 医学会や国は人工呼吸器 胃ろうなどの人工栄養 人工透析について医学的に終末期であると判断された患者の場合本人の意思を尊重し病院と家族などが よく話し合うこと。 救急医療の現場の中にはガイドラインに沿って人工呼吸器を外す選択肢を示すところも出てきています。
でも あれは事前指示書を書いたことによってそういう夫婦の対話が出てくるそういうきっかけになったということですのでそういうふうに 対話の促進役になれば事前指示書は とても役に立つと思うんですね。