深い森の先に待っているものそれは…聖地…まずは 皆さん「熊野三山」って どういうものかきちんと知っていますか?あ~ 聞いたことはあるけど詳しくは分からないっていう人も多いかも。 熊野三山は 紀伊半島にある…そこを巡ることは 「熊野詣で」と呼ばれ千年以上にわたり 多くの人々がこの地を目指してきました。 こちら…平安時代 熊野詣でを行った貴族の日記には滝尻王子に たどりついたことがこう書き記されています。 熊野古道は もともと修験者たちが修行に向かうため 切り開いた道でした。
王子は 熊野詣でに欠かせない大切な場所だったんですね。 毎年 秋に行われる「熊野古道 絵巻行列」というイベントです。 平安時代の熊野詣での様子を再現しています。 その熊野が 平安時代になると一躍脚光を浴びます。 次は 愛くるしい姿から「熊野古道のシンボル」ともいわれているものですよ。 平安時代に この地を訪れた花山法皇がモデルだといわれています。 熊野三山の一つ…那智大社を慕うように枝を伸ばしているのだといわれています。
そして いよいよ本宮大社です。 そうそう 本宮大社は できてから今年で 2,051年目になるんですよ。 他の社殿にも 神様がいるんですよね?こちらには 熊野速玉大社の熊野速玉大神。 ここ 本宮大社ではもう一つ 紹介したいものがあります。 本宮大社から歩いて3分ほどのところにあります。 熊野本宮大社の社殿も かつてはこの場所にあったんです。 流失を免れた3棟の社殿と門を移築したのが 現在の本宮大社です。
近年では古道沿いの商店などで売られさて ここまで滝尻王子を出発して最初の目的地本宮大社までやって来ました。 熊野速玉大社の神様が降り立ちこの地で祭られるきっかけになったとされる島です。 さあ 次はいよいよ熊野三山 2つ目の神社です。 熊野川のすぐ横にある神社だから水をつかさどる神様なのか。 ブー! 正解は室町幕府の三代将軍 足利義満です。 江戸幕府 八代将軍 徳川吉宗が奉納したものです。 すぐ横のお社は このゴトビキ岩を御神体として祭っている…日本人にとって最も古い信仰の一つです。
私たちの信仰の原点 熊野。 熊野では その存在を否定したり対立したりするのではなく一体のものとして融合をはかりました。 千手観音は 那智大社の神様。 刻まれているのは平安時代から江戸時代にかけ旅立っていった25人の僧侶たちの名前です。 最後の熊野三山熊野那智大社へと続く道ですね。 熊野三山の中で最後に創建された神社です。 那智大社の主祭神は夫須美大神です。 一段の滝としては日本一を誇る那智の滝です。 そして 先ほど見た「ゴトビキ岩」同様日本の成り立ちに重要な場所でもあるんです。