今日から吉田沙保里選手じゃなくて吉田沙保里さんになられるわけですけれども次の人生を僕らもまた変わらず全力で応援させていただきたいと思います。 整形外科医で日本肩関節学会理事長の池上博泰さんです。 こちらが肩関節の模型なのでこの模型を使ってご説明します。 それがこの肩関節の構造になっています。 特に中高年の方に多いもの、3つありまして五十肩、腱板断裂変形性肩関節症。 五十肩は皆さん今も反応がありましたがこちらの2つはご存じですか?船越症状を聞くとこれだったんだなと思うんだろうけど言葉そのものはね。
そういったものが五十肩です。 肩関節の周りに起きる炎症ということで肩関節周囲炎とも呼ばれていますし五十肩という言葉も正しい整形学の用語なんですね。 40歳の方でもなり得るのでそういう人たちには40歳の人に五十肩というのもあまりよろしくないので四十肩って。 70歳くらいでも私、五十肩ですか?という方もたくさんいらっしゃいます。 中村皆さん、五十肩大丈夫なのかチェックしていただきたいと思います。 こういう状態なら五十肩になりそうあるいはなっている可能性がありますので注意が必要です。
池上多くの五十肩はある程度、時間がたてば治ると。 経験されている方もたくさん、視聴者の方もいらっしゃると思うんですがこれだけ幅があるのは適切な治療をすることによってその時間を短くすることができるということがとても大事になりますし実際に治ったと思ってもさっきあったように実はあまり肩が動いていないという方もいるということでそれぞれの時期に応じて適切な治療をするということが一番大事になってきます。 池上硬くなるよと言われて上げちゃいけない時期に無理に運動すると余計に悪くなる人もいます。
中村これは自己判断でこの体操を始めても大丈夫なんですか?池上これもできないようなぐらいであったら必ず専門医にかかったほうがいいんですがまずは五十肩だと思ったらこう下げてみて全然できるよとなるんですが実際に五十肩になるとこれができないんですね。 その中に池上さんの記事があるんですが長引く五十肩の原因の1つ新生血管というものがあります。 新生血管聞き慣れない言葉ですがどういうものか教えていただけますか。 池上新生血管というのは文字どおり普通の血管から枝分かれして新しくできた血管が新生血管。
だから、左右比べると切れている側の肩の筋肉がへこんでいるというのが我々専門医の診察ではなかなか難しいんですがやっぱり上げようとするときに切れている場所がこすれますのでぐじゅぐじゅ音がする。 ところが腱板断裂は上げると痛いし上げにくいんですがこっちで持つとすっと上がる。 ところが、支えてあげれば結構できますよというのが腱板断裂の特徴といわれています。
中村ストレッチをするときにどのように動かすのか模型でイメージを。 それから、この筋肉が完全に切れてしまっても後ろ側の筋肉あるいは前側の筋肉がしっかりしてくるとガタガタしなくなります。 上で押さえていた筋肉の骨につくところ腱板が切れてますからどうしても上にいきたがるんですが前と後ろの筋肉を鍛えることによってこれがしっかりこの位置に保たれます。 中村実際に遊びがあるかストレッチをやってみましょう。 このときに三角筋の筋肉をリラックスする。 池上それは体が硬いのでそのストレッチも大事ですね。
五十肩と腱板断裂というのは非常に症状が似ていますし間違った治療を五十肩でしてしまうと関節の遊びがない状態で無理やり動かすことになって腱板が傷ついてしまう。 船越五十肩からさらに腱板断裂も併発してしまうと。 池上もちろん症状がなくなって困っていることがなければ病院に行く必要はないと思いますが腱板断裂があると。