今日は その立て役者の一人松井秀喜選手の1年を追ったヤンキースタジアムでのデビュー戦。 初めて出会われたのは いつごろどんな機会だったんでしょうか?ジャイアンツのプレーヤーだった時代である雑誌が どうしても松井選手を対談の席へ呼びたいと。
あの小さなボールにプレーヤーたちは全身全霊を傾けマツイ! マツイ!マツイ! マツイ!マツイ! マツイ!マツイ! マツイ! マツイ!今日もまた 忘れられない日の一日になると思うしまた その日に ふさわしいプレーができればいいなとは思っていますけど。 ただ私は 一球ごとに冷静になっていく松井選手の表情を見つめていた。 表情一つ変えずにダイヤモンドを回る松井選手を見て私は 自分の指先が震えているのを感じた。
私は 松井選手が不振の時トーリの語った言葉に2人の すばらしい信頼を感じた。 この日が アメリカンリーグ月間最優秀新人に選ばれた私が 松井選手に初めて会った時驚いたことが もう一つあった。 試合の第1打席に入る時の松井選手を写した写真だ。 松井選手は 打席に入る前に必ず 審判とキャッチャーに笑顔で挨拶をする。 松井選手がアメリカに渡って8か月私は 彼の中で 何かが変わり始めていることに気が付いていた。 それを「ワールドチャンピオンになった祝いとして飲む」と言った その言葉を私は 頼もしく思った。
ゲーム差が迫っている今シーズンの3連戦エースのペドロ・マルティネスが不気味なくらい調子を上げていた。 これで 松井は今シーズン マルティネスとの対戦10打数 ノーヒット。 マルティネスの不敵な笑みが目に焼き付いた。 私には 松井が巨人時代に語った言葉が印象に残っている。 松井のファンだという子どもにはおとなしく シャイな子どもが多かった。 もしかしたら彼らにしか感じ取れない松井選手の何かすばらしいものを子どもたちだけが感じ取っているのではないか。 試合中 スタンドから松井選手を見て気が付いたことがある。
プレーオフの1回戦を3勝1敗で勝ち上がったヤンキースはアメリカンリーグの優勝を懸けてレッドソックスとの対戦を迎えた。 対するレッドソックスはあのペドロ・マルティネスがマウンドに立っていた。 レッドソックス リード。 私は 松井選手の この表情を見て確信した。 この 雄たけびにも似た松井選手の表情を見た時トーリという名監督が日本から来た一人の青年を「誇り高い若者だ」と言った。 今年 松井秀喜は同じ海を渡り松井のワールドチャンピオンへの夢はあと2勝というところでかなわなかった。
同点のホームを踏んだ松井選手のあのジャンプ。 これはねまあ 人生に例えても あれなんだけど苦しい時があるとね 必ずねいわゆる歓喜の時がねそれも こう シャイな子どもたちが松井選手にぐいぐい引かれていくっていうね。
平成の時代 アメリカに渡って大リーグに挑戦した日本人選手というのは50人を超えるわけですけれどもそうした日本人大リーガー どんな時代を切り開いたという感じでしょう?これはね野茂 イチロー 松井って続く中でみんな 孤独だったと思うんですよ。